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エネファームに蓄電池を付けるのは正解か??太陽光の場合と比較! 

  • 2020.07.08
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ご利用でない方も、TVCMなどでご覧になられたことがあれば聞き覚えのある言葉かと思います。エネファームとはガス給湯器でありながら、お湯を沸かす際に電気の発電もできるという機械です。このエネファームに蓄電池を繋げば、太陽光発電はいらないでしょうか?今回は気になるこの機械について考えてみましょう。

エネファームとは

給湯器で似た名前が多いので、整理してみましょう。

・エコジョーズ

通常のガス給湯器と比べてガスの消費量を少なくできる特性のガス給湯器です。ガス代を減らすことができるが、機器本体代はガス給湯器より多少高くなります。

・エコキュート

電気でお湯を沸かす「電気温水器」の機能(深夜割引の電気プランで、深夜に沸かしたお湯をタンクにためて利用する)に、ヒートポンプ式の湯沸かし(空気中の熱エネルギー交換で湯を沸かす)が複合したもので、安くお湯を沸かせます。ガス代はかからなくなるが、ガス給湯器よりも機器本体は高額です。

・エネファーム

ガス給湯器だが、お湯を沸かす際に電気の発電もする機器。基本的には給湯器なので、一日24時間中6~9時間程かけてお湯を沸かし、タンクにためておく作りになっています。つまりおおよそ一日6~9時間程発電することになります。
電気を発電すればするほどガス代がかかってしまいますが、機器本体の購入費用やリース料金は高額です。蓄電性能はないので停電時は利用できません。停電時に一時的に発電を継続するモデルも販売されているが、停電時に発電していた場合のみの機能であり停電対策としては不十分です。

オール電化住宅によく利用されているエコキュートと、ガスをご利用の住宅で利用されているエネファームとでは、機能的には全く違うものになります。
同じ給湯器ですが、エコキュートでは電気は作れません。

太陽光発電とはどこが違うの?

一番大きな違いは、太陽光発電は太陽の光で発電するための設備ですので他の役割は無く、
エネファームは本来給湯器なので、「お湯も沸かすことができる」という部分ですが、発電することを軸に考えると「発電したいだけなのにガス代がかかってしまう」ということで、比べるのもちょっと変ですが、太陽光発電と比べてエネファームでは発電量がかなり少なくなります。
次に違うのは、発電する時間帯です。
太陽光発電で発電するのは陽の当たる時間帯。つまり晴れた日の昼間です。弱点は季節や天候や時間帯の影響で発電量が変わってしまうことです。
エネファームの方は、発電する時間帯が「お湯を作った時」ですので、天候に関係無く毎日設定次第の時間で分発電できます。

このような違いを表にするとこのようになります。

まとめて、結局何が違うのかというと、設置面積にもよりますが電気を作る量はほぼほぼ太陽光の方が多くなります。
・エネファーム1kW×一日7時間×365日=年間2555 kW
・太陽光発電 5kW×一日4時間×365日=年間7300 kW
では、それぞれに蓄電池を設置した場合はどのようなことが言えるでしょう?
発電量の多い太陽光発電のほうが、蓄電池のメリットも多く発揮されやすくなります。
発電量が低いと、蓄電池を出入りする電気の量が減ってしまいますので、蓄電池を付けて蓄電池による電気代効果を考えた場合、太陽光発電をご利用の場合の方がおトクになります。
ただし、どちらの場合も「24時間発電できるわけではない発電方法」ですので、発電していない時間帯を補填する意味では蓄電池が有効に働き、効率をアップさせてくれるものであることは同じであると言えます。
蓄電池はまるで発電機器の増幅機のようですね。

エネファームと太陽光発電は両立できる。

上記のように、どちらの発電方法が優秀というわけではなく、どちらも特性のある発電方法なのです。さらに言うと、合計10kWを超えないように設置すれば売電の価格も変わりませんので、しっかり発電量が稼げる環境としてはエネファームも太陽光もできるだけ設置してしまう方が作られる電気の効率がアップします。
発電された電気は優先的に家の中で使われるので、いろんな時間帯に発電していたほうが蓄電・売電に回る分が増えます。
すると、発電をしない時間帯に「買ってくる」電気も減り、より積極的に電気代を下げることができるのです。

オススメの組み合わせをご紹介!光熱費をデザインする!

一戸建て住宅を建てる時もそうですが、すでに建っている一戸建て住宅も光熱費のことを考えてチョコッと変更すると、光熱費を大きく変えることができます。いろいろな機器の組み合わせで、お得で便利な暮らしを実現しましょう。例えばこんなのはいかがでしょう?

・給湯器はエネファーム、太陽光も5kW載せて、蓄電池は単機能11kWh!
上記の条件の組み合わせ。しっかり発電、しっかり売電、しっかり蓄電!
ガス代はかかりますが、その分発電量で補い、停電への備えはバッチリ。

・給湯器はエコキュート、太陽光は7kW載せて、蓄電池はハイブリッド7kWh!
オール電化住宅。火災の心配が減り、ガス代はゼロ。電気代は発電量で賄うので激安!
コスパ重視、効率重視のスマートな組み合わせです。

このように、組み合わせて考えると蓄電池のイメージもしやすいのではないでしょうか?

エネファームに蓄電池を付けるのは正解か?

いかがでしたでしょうか?エネファームはガス会社で取り扱っていることが多いですが、ご存知なかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
なんとなく以前から家の給湯器がエネファームだったのだという方は、次の時代にどんな設備が良いかご検討されてはいかがでしょう?
エネファームに太陽光を併設されている方も、まだまだ蓄電池の導入をされていない方はいらっしゃると思います。どのような蓄電池が合うかお考えの際は、蓄電池やりくりナビにご相談ください。お力添えできますよう努力致します!

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