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よくあるご質問！蓄電池の騒音や電磁波は大丈夫？気になる人は気になる、騒音・電磁波について
- 2020.08.23
- コラム
蓄電池は電気を機械にためて、出して、という機械ですので、販売の際にも私たち販売員はお客様にそのようにご説明しますが、なにぶん電気というものは普段は目に見えないものなので、意外とお客様自身は様々な角度でご不安をお持ちのようです。
「感電とかしないの？」「音は静かなの？」
というお話を聞くことはたくさんありますが、意外と多いのが、
「電磁波で癌になるの？」「Wi-fi飛ばなくならないかな？」
というご質問でした。
なるほどお客様は意外とそういう部分を気にされるのだな、と勉強になります。
そこで今回はその辺りの実情をお伝え致します。
目次
水に濡れたり、断線することで感電しないの？
蓄電システムはもちろんしっかり防水処理されており、本体が雨などで濡れたからといって感電したりしません。
ある程度重量のある蓄電ユニットを、ほとんどの場合はコンクリートの基礎板にボルトで固定して施工するため、蓄電池から繋がった配線が断線する事例もほとんどありません。
万が一、内部浸水した場合や断線が起こってしまった場合も、それを感知して電流を止める弁が付いているため、感電事故などはほぼ起こりえない作りになっています。
しかし停電や災害に備えるためのものですので、設置環境にご心配があればご相談いただき、ベストな設置環境をご提案致します。
普段の音は静かなの？設置工事の音はうるさい？
普段は蓄電ユニット自体一切音が鳴りません。
しかしパワコンユニット部分は、動作をスムーズに行うために内部を冷却する必要があるため、小さめのファンが回り、少し音がします。
デスクトップパソコンの本体なども小さなファンが付いているので、それと同じくらいの音量です。
具体的な音量は30～40dB(デシベル)程で、人のささやき声程度と言われる程度の音ですので気にする程ではないかも知れませんが、神経質な方であれば気にされることもありますので、音が気にならない高さに調整して設置したり、音の気になる位置を避けて設置するのがよいでしょう。
しかし取り付け工事の際には電気工具の使用によってなかなかに大きな音が出ますのでご注意ください。
最近では工事にお伺いする作業員も教育が行き届き、愛想の良い作業員だったとお喜びの声もよくいただいておりますが、それでもボルトを締める際の電動インパクトドライバーや、配線を壁に通すために使うドリルなどを使う音は大きいので、工事当日はご近所様へもお声かけなどの気遣いがあった方が良い時もあります。
気になる場合は是非ご相談ください。
電磁波で癌になるとネットに書いてあったけれど、蓄電池は電磁波が出るの？
蓄電池は電磁波が出ますが、蓄電池だけが原因になって癌になったり体調を崩したりすることはありません。
電磁波は全ての電気製品や電線から出ており、電柱の電線やインターネット網、電話線、送電線の鉄柱などからも飛んでおり、携帯電話の通信電波やテレビなどの放送電波なども電磁波に当たります。
人体に癌ができるメカニズムについては古くから研究が重ねられていますが、紫外線などの光線や放射線や細胞への物理的なストレスなどが挙げられる中、電波を含む電磁波の類が白血病や小児がんの発生割合に関係があるのではないかという研究が存在します。
しかし実際に電気製品や電波の類を避けて生活することはかなり難しいため、電磁波が体に悪いらしいと聞いたことがあっても、どうしても我々日本人は電気や電波を利用します。
実際には携帯電話の電波などがわかりやすく、90年代からポケベルやガラケーが通信電波を強化する度に脳のすぐ横で強力な電波を使うなんて危険ではないのか？と議論されてはきました。
しかし2020年現在、スマートフォンの通信電波は当初よりかなり強いものに変わっている上、4ＧＬＴＥから5ＧＬＴＥへとさらに強度を増しますが、それによって被害が生じている様子はありません。
現在の研究では、電波などの電磁波が人体に及ぼす悪影響としては「微弱な熱作用のみで、その他の健康被害は根拠が無い」と発表されており、電子レンジやＩＨクッキングヒーターは気を付けて利用しましょうね、という程度です。
しかしもちろんですが、ペースメーカーをご利用の方などの電磁波を避けるべき身体状態の方はしっかり気を付けていただき、妊娠初期のご婦人などご自身が少し気になる場合は気にしてみられてもよいと思います。
蓄電池を付けたことで、うちのWi-fi飛ばなくならないかな？
ご家庭のホームネットワークとして、ルーターから無線を飛ばしている方は多いですが、一戸建てで２階建てや３階建てだと家の隅々まで無線が飛ばないと言って中継器を買ってきたりルーターを買い替えたりと、無線状況を改善するのに苦労することがあります。
苦労して最高の電波状況が確保できているものが台無しになったら大変ですが、結論から言うと太陽光発電や蓄電池の設置によって少しだけ影響があります。
無線電波である2.4Ghzや5Ghzの周波数の無線は、ルーターから光線が反射するようにとんでいきます。部屋の壁や間仕切りがあるとその分遠くへ飛びづらくなり、特に金属の板やポールがあるとその向こうへはあまり無線が届きません。
そこへ、無線は他の家電製品の金属や電磁波の影響を受けやすいので、テレビアンテナや電気ポットの置き場所ひとつで大きく無線環境が変わることがあるくらいです。
実は、太陽光発電はパネルが家の屋根を覆うことで、蓄電池は家の外側で金属の面が増えることで、厳密にいうとほんの少しだけWi-fiの飛び方が変わると考えられます。
何かオーバーにお伝えしてしまいましたが、ほんの少ししか変わらないと思われますので、もし電波状況が悪化してしまってもまた少し工夫されるだけで直ると思われますので、ご安心ください。
まとめ：めずらしいご質問、どんどんお寄せ下さい！
蓄電池は必要だと感じても単価の大きいお買い物ですので、勢いで購入してしまうのはお勧めできません。
誰でも、一通り考えを巡らせて、信頼できる業者を見つけてから買いたいと思います。
販売する我々としても、せっかくご購入いただくのであればご不安の無いようにきちんとご説明できるように努めているので、気になることはどんどん聞いていただきたく思います。
まずはご相談から、とことん質問攻めしていただければと思います。
蓄電池やりくりナビにお電話、メールお待ちしております！
