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台風には蓄電池で対抗!近年の台風被害の傾向と蓄電池の活躍について
- 2020.09.30
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夏から秋にかけて日本各地に被害をもたらす「台風」は、さまざまな悪影響を日本人の生活に及ぼします。
その被害の1つが「停電」であり、停電中は不便な生活を強いられる可能性が高くなるのです。
そこで、台風による停電被害に対抗できる道具「蓄電池」について解説します。
1.台風の発生と停電について
台風の影響でさまざまな被害をもたらすことになりますが、その1つに「停電」が挙げられます。
1-1.台風により停電が発生する理由
台風により停電が発生する主な原因は「電線が切れる」ことです。
- 強風により電線が切れる
- 土砂崩れによって電柱が倒れる
また、沿岸部では海水を含んだ強風が吹きつけることによる「塩害」が電力系の設備に影響することで停電が発生する可能性があります。
1-2.台風発生時期と電気の使い方の関係
台風により停電が発生することを予防することは難しく、停電が発生することも仕方がないと考えるしかありませんが、「台風の発生時期」と「停電」は非常に厄介な組み合わせであるといわざるをえません。
前述の通り、日本の台風は「夏」に多く発生します。
当然ですが夏は日本全国の多くの地域で真夏日~猛暑日の気温となり、熱中症を発症する人が毎年のようにニュースで報道されています。
日本の熱さは気温の高さもさることながら、梅雨~夏にかけての湿度の高さも相まって、非常に不快な状況を作り出します。
それに対抗するためには「クーラー」や「扇風機」などの家電製品の存在が欠かせませんが、停電が発生すればそれらは使えなくなります。
台風による強風で快晴時よりは多少なり涼しく感じるかもしれませんが、それでも30度超えの気温にクーラー・扇風機なしで過ごすのは辛いものであり、熱中症リスクを高めることになるのです。
1-3.台風により発生した停電はどの程度で復旧できる?
停電が発生しても、電力会社が作業することで復旧し、再び家電製品を使えるようになりますが、台風による停電の場合だと事情が異なります。
一般的に、台風被害が大きい事例での停電発生時には、復旧までに相当な時間がかかるケースが多いのです。
理由は「停電の原因が複数個所で発生する可能性が高い」ことにあります。
通常、電線が1か所切れても、迂回ルートが用意されているので停電被害は最小限で済むケースも多いです。
しかし、大型で強い台風の場合、複数の箇所で同時に停電原因となる電線切断や電柱倒壊などが発生してしまうと、迂回ルートを使った送電にも限度があり、多くの世帯で停電被害を被ることになるでしょう。
停電復旧のために作業できる人員には限りがあり、しかもそれだけ強い台風が発生したとなると土砂崩れや倒木、道路の崩落などの被害も同時に発生している可能性が高いです。
作業するためには車両などの機材も必要不可欠であるため、輸送ルートが制限されて通れなくなると現場に到着するのも一苦労です。
このように台風による停電は、強い台風により広範囲に甚大な被害をもたらすほどに規模が大きく、復旧までに時間がかかるケースが多くなります。
台風による長期停電の事例としては、「2019年の台風15号」はまだ記憶に新しく、発生から1か月が経過しても停電が復旧しなかった世帯もあったほどです。
地域によっては最高気温が40度を超えるところもあり、その暑さで停電によりクーラーが使えないことは想像したくありませんね…
2.台風による停電時の蓄電池の活躍
自然災害である台風は防ぐことができず、停電も対策には限度があります。
しかし、「停電が発生すること」と「家電製品が全く使えなくなる」ことは、必ずしも直結しません。
そのカギを握るのが「蓄電池」なのです。
2-1.停電時にはどんなことに困る?
台風が発生する夏場の停電で困ることといえば、やはり「クーラーや扇風機が使えなくなる」ことでしょう。
電気を使わずに涼を得る方法は限られており、確実に涼感を得られるクーラーや扇風機が使えない夏の日の停電時は地獄を感じることになるでしょう。
次に「冷蔵庫・冷凍庫が使えなくなる」ことではないでしょうか。
もし、数日以上の規模で停電が発生すると、冷蔵庫・冷凍庫の中身は確実に傷んでしまい、食事に困ることになるでしょう。
しかも夏の暑い時期ですから、冷えた麦茶やアイスクリームをすぐに取り出せないのはストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。
食事といえば「調理家電が使えなくなる」ことも厄介な問題です。
電子レンジやIHクッキングヒーターなどは全滅するため、加熱調理する方法が限られてしまいます。
さらに、停電復旧に関する情報収集に必要な「テレビは動かない」「パソコンやスマホは充電できなくなる」といった問題も無視できません。
2-2.蓄電池によって停電時にも電気が使える
停電により電気が使えなくなると、台風が発生する夏場は特にさまざまな点において不便を強いられることになります。
それに対抗できる方法が「蓄電池」です。
蓄電池に貯めておいた電気を使うことで、停電時にもある程度は家電製品を動かすことができます。
SNSや個人ブログでは、停電が発生した際に蓄電池に助けられたという声が少なくありません。
- 蓄電池のおかげで冷蔵庫の中身が無事だった
- 停電したけれど赤ちゃんのための温かいミルクを用意できた
- 蓄電池で家電が使えるから避難所に行かなくて済んだ
- 停電しても蓄電池のおかげでスマホの充電は安心、情報収集はバッチリ
- エアコンは使えないけれど扇風機が使えるからだいぶマシ
- 停電しても夜明るいのは本当に助かる!
- 温かいご飯が炊けて不安が和らいだ
台風による停電は人々に不安を与えますが、蓄電池によって生活の質を維持できれば不安を大幅に解消できるでしょう。
2-3.蓄電池は台風に耐えられる?
気になるのが「蓄電池は台風に耐えられるのか?」ということでしょう。
蓄電池はそれなりに重いので、よほど猛烈な台風でなければ蓄電池そのものが飛ばされる心配はないでしょう。
気にするべきなのは「飛来物・落下物の被害」と「塩害」です。
蓄電池も人工物ですから、台風で飛ばされたり落ちてきたりする物体により破損することは考えられます。
また、前述の通り停電の原因にもなる「塩害」ですが、蓄電池の中には塩害対策がしっかりしているモデルもありますが、吹き上げられた海水が直接当たるような立地条件の場合は屋内設置型の蓄電池という手段もあります。
海岸からの距離によって対策が変わってきますのでご相談下さい。
蓄電池があれば、停電時にも明るい夜を過ごすことができます!
4.まとめ:台風で停電が発生しても蓄電池で電力利用の質を維持できる!
年間で26個前後発生する台風、そのすべてがお住いの地域に直撃して停電を発生させるわけではありませんが、停電リスクが身近に存在することは決して無視できません。
停電時には家電製品が動かせずに不便を強いられることになりますが、蓄電池があれば停電時にも電力利用の質を維持することができ、復旧までのつなぎにすることができるのです。
台風に備えて蓄電池を購入したいとお考えの方は、ぜひ「蓄電池やりくりナビ」までご相談くださいませ!