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太陽光パネルと蓄電池がある生活に関する「よくある勘違い」とは?
- 2020.10.21
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物を購入する際には「購入によって得られるメリット」について無視することはできません。
日常的に使用しないものだと「どんなメリットがあるんだろう?」と思ってネットなどを使って調べると思いますが、中には正しい知識を得られないケースもあり、間違った認識で購入の是非を決めてしまう方も少なくありません。
そこで、太陽光パネルと蓄電池がある生活に関する「よくある勘違い・間違った知識」について解説します。
目次
1.太陽光パネル+蓄電池の利便性を正しく理解しよう!
これから「太陽光パネル」や「蓄電池」の導入を検討されるご家庭は、今までこれらの品物を購入した経験はないでしょうから、導入にあたってはさまざまなことを調べて知識を身につけることになると思います。
その際、もし「間違った知識」を身につけてしまい、それを基準にして導入した結果「こうなるとは思っていなかった…」と後悔する可能性も捨てきれません。
逆に「こんなメリットがあるなんて知らなかった!」と、メリットを正しく理解したことで導入の後押しになることもあるでしょう。
この記事では、蓄電池のプロの目線から「よくある勘違い」を正し、太陽光パネルと蓄電池に関する正しい知識を身につけていただこうと思っています。
ネットで調べ物をしても、それが本当に正しいかどうかはわからないものです。
2.太陽光パネルと蓄電池に関する「よくある勘違い」5選
本記事では、太陽光パネルと蓄電池に関する間違えやすい知識を5つピックアップしてみました。
2-1.必ずしも「補助金」が利用できるわけではない
1つ目は、「補助金」に関する勘違いです。
国、都道府県、市区町村の補助金制度があり、お住いの地域によって違いがありますが、それぞれの自治体に確認すれば内容を調べることができます。
しかし、それぞれの自治体によって申し込みの方法が異なるため、販売店のスタッフに確認してみて下さい。
補助金制度は、対象期間が限られていたり予算が終了していたりして利用不能の場合が多々あります。
販売店のスタッフであればキャンペーンの適用なども含めて料金自体の相談ができ、補助金がある場合は手続きを代行してくれる場合もあります。
2-2.「経済効果が無い」は大間違い
太陽光発電や蓄電池の設置にはもちろん費用がかかります。
しかし、太陽光発電や蓄電池を設置すれば電気料金の節約、売電での収入といった経済メリットが受けられます。
ですが、経済効果が無いと主張する方もおられます。
太陽光発電や蓄電池は、月々の電気料金としてメリットを得られる代わりにローンやリースなどの契約で月々の支払いにされる方も多いのですが、そうすると月によって得した月・損した月というものが出てしまいます。
一カ月トータルがマイナスになった、というのを経験された方は残念な気持ちになり、「経済効果が無い」と言い出すことがあるのです。
しかしそれは、
・短期的なメリットに期待し過ぎたため
・メリットに対して購入費用が高くつきすぎていたため
という事が原因と考えられます。
「経済効果」は大いに有るのです。
2-3.「100年は使える」はオーバーな表現
3つ目は「耐用年数・寿命」に関する話です。
「太陽光パネルは100年使える」「蓄電池は35年は使える」などと平気で言う業者もいます。
太陽光パネルも蓄電池も、特別なトラブルが無ければ基本的にはメーカーの保証期間よりは長く使えます。
ですが、それより長い期間利用できることに期待し過ぎるのは考えものです。
太陽光パネルも蓄電池も人工物ですので、長い期間利用できるものではありますがいつかは寿命が来ると思っておきましょう。
2-4.「絶対に太陽光パネルと蓄電池はセットでなければならない」わけではない
4つ目は「セットで導入することの是非」についての話です。
たまに「蓄電池は単体で導入しても意味がない」「太陽光パネルは蓄電池とセットで利用しないとダメ」みたいな話を聞くのですが、これは大きな間違いになります。
確かにセットで利用することにはメリットがありますが、太陽光パネル単体あるいは蓄電池単体で導入したとしても、きちんとメリットを生み出してくれます。
例えば蓄電池単体で導入する場合、停電時に電気を使えるという大きなメリットがあります。
蓄電池の良さを知る立場としては、蓄電池単体で導入していただいても、太陽光パネルとセットで利用していただいても、蓄電池のメリットはしっかりと感じていただけると考えております。
2-5.「訪問販売=悪徳業者」は勘違い
5つ目は「訪問販売」に関する大きな勘違いです。
蓄電池や、ご家庭に関する商品・サービスに関して「訪問販売=悪徳業者」という話をする方がおられますが、そうとも言い切れません。
確かに「訪問販売で騙された!」という方もSNSやブログで見かけることはありますが、逆に店頭販売で詐欺的な行為をするケースだってあるのです。
結局のところ、悪徳業者かそうでないかを判断する方法として「訪問販売であるか店頭販売であるか」を絶対的な判断基準にすることはできないということです。
訪問販売は店舗販売業よりも少ない商品を専門的に扱うことが多いため、訪問販売の営業マンが豊富な知識で適切な販売を行うことも多く、そのような担当者が付けば良い買い物ができるというものです。
しかし、世間には「点検と称して家に上がりこむ」「暴力に訴えて強盗行為をする」という卑劣な事件もありますので、充分にご注意下さい。
わからないことは、専門家である販売店やメーカーの担当者に確認することをおすすめします。
3実は蓄電池を単体で導入することにも多くのメリットが
先ほども少し触れていますが、蓄電池は単体で導入したとしてもメリットが多いです。
・停電時の備えになる
・電気代が安い時間帯のあるプランで、割安な電気を割高な時間帯に使うことで電気代を節約できる
・「ピークカット」により環境や発電事情に配慮できる
たまに「蓄電池は、太陽光パネルの付属品」みたいな考え方をされる方がいますが、蓄電池を主役として考えて運用することも十分に可能なのです。
「プロの一言アドバイス」
停電時に電気が使えることは、想像以上にメリットがあると考えられます。
4.まとめ:正しい知識を持って太陽光パネルと蓄電池を導入しましょう!
蓄電池や太陽光パネルに限らず、何かを決めるにあたっては正しい知識を入手し、それを基準に判断することが重要です。
太陽光パネルと蓄電池の導入にあたっても、専門家が発信している情報を中心に情報収集し、正しい知識を身につけたうえで適切な判断をしてください。
蓄電池に関する正しい知識を知りたい、解決できない疑問があるという方は、ぜひ「蓄電池やりくりナビ」までご相談ください!