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HEMSって何?
- 2020.02.20
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HEMSって何?
HEMS( Home Energy Management System)
家庭で使う家電製品同士がエネルギー管理のために連携できるシステムのことで、Wi-Fiのルーターのようなものです。もちろんWi-Fiルーターは無線LANでインターネット通信を使用するためのものですが、Wi-Fiをホームネットワークとして自動掃除ロボットと連携できたりします。それのエネルギー管理版だとイメージしていただければと思います。電力会社のスマートメーターとの連携もできるので、電気使用量の係る太陽光発電システムや蓄電池と連携することで住宅設備を最適に制御する役割を果たします。
「スマートハウス」の最新機能の要
太陽光発電システムと蓄電池があればそれでスマートハウス。それらは連携しますし、それらから電気を使えるのも変わりないです。さらにHEMSがあると、それらと冷蔵庫・エアコン・エコキュート・電動窓シャッター、さらにIoTリモコンを経由して照明器具・テレビ・レコーダーなどと連携できるものが出ています。さらにはコミュニケーションロボットが操作や管理を手伝ってくれたりというものまで出ており、まさに「夢の未来生活」が実現しています。
HEMSの課題
Wi-Fiは日本の一般家庭の大部分に既に利用されており、今やなくてはならない程に活躍しているシステム(正確には規格)ですが、現状HEMSはそうではありません。HEMSという仕組みは<規格>ではないので、現状は各メーカーが独自のHEMSシステムを発売しており、そのメーカーが連動させられるように製造されたごく一部の機種としか連動しません。
残念ですが、連動させたい家電を買い揃えないと連動しないのが現状です。ですので、自宅にHEMSを導入されている例はかなり少ないです。
今後への期待
各メーカーのHEMS機能が共通して連動できるよう、それぞれの共通の規格ができれば、メーカーは他のどのメーカーのどの製品とも規格に沿って連動できる商品が発売でき、家じゅうを簡単に管理できる夢のスマートハウスが実現しやすくなります。それにはそれぞれのメーカーの事情が関わる事でしょうけども、いつかそれも実現が期待されます。新しいもの好きの方、ぜひ蓄電池やりくりナビにお問合せ下さい。