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家庭用蓄電池の正しい選び方を知って快適な省エネ生活を! 

  • 2020.07.28
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災害などを原因として停電が発生する事例が起こるたび、「蓄電池」の有用性と必要性が注目されています。
これからご家庭に蓄電池を設置しようとお考えの方は、数ある蓄電池の中からベストな選択をしなければなりません。
そこで、家庭用蓄電池の正しい選び方について解説します

1.家庭用蓄電池のメリットをおさらい


まずは、家庭用蓄電池を導入することによって、どのようなメリットがあるのかについておさらいしておきましょう。

1-1.家庭用蓄電池のメリット①「電気代を節約できる」

家庭用蓄電池を導入することによって「電気代を節約できる」というメリットがあります。
電力会社は「夜間の電気代が割安なプラン」を提供しており、これを利用することで、蓄電池が電気代を節約するためのツールとして活躍できるのです。

①夜間(電気代が安い時間帯)に電気を貯めておく
 ↓
②昼間(電気代が高い時間帯)は蓄電池の電気を使う

こうすることで、すべての時間帯において夜間の割安な電気代で電力を使うことができます。

1-2.家庭用蓄電池のメリット②「太陽光発電と組み合わせてより電気を有効活用できる」

家庭用蓄電池を導入することによって「太陽光発電と組み合わせてより電気を有効活用できる」というメリットがあります。
家庭用の太陽光発電システムを導入することで、ご自宅の屋根などに設置したソーラーパネルで発電した電気を使用できます。
しかし、悪天候時や夜間、つまり太陽光が届かないタイミングでは発電できず、その間は電力会社から電気を買わなければなりません。
蓄電池を導入することで、昼間に発電した太陽光の電気を蓄電池に貯めておき、太陽光発電できないタイミングで蓄電池の電気を消費することができるので、多くの時間帯で太陽光の電気を消費でき、太陽光発電の自家消費率を高めることができます。

1-3.家庭用蓄電池のメリット③「災害や非常時に電気が使える」

家庭用蓄電池の最大のメリットは「災害や非常時に電気が使える」ことです。
昨今、大雨や台風、地震などの自然災害によって長期の停電が発生するケースが多く見られています。
家電製品は日常生活に欠かせない道具、これを動かすための電気が使えないタイミングでは生活の質を大きく下げてしまうでしょう。
蓄電池に電気を貯めておけば停電発生時でも電気を使えるようになり、生活の質を維持することができます

「プロの一言アドバイス」
蓄電池は非常時にしか活躍しないと思われがちですが、日常的にも活躍する便利なツールです!

2.太陽光発電システムがないと設置できない?


家庭用蓄電池は、先ほども触れた「太陽光発電システム」とセットで考えられがちですが、実は蓄電池単体でも設置可能で、十分に活躍します

先ほど説明したメリットを見てみましょう。
・メリット①「電気代を節約できる」…太陽光発電は関係しない
・メリット②「太陽光発電との連携ができる」…太陽光発電が必須
・メリット③「災害や非常時に電気が使える」…太陽光発電は関係しない

3つのメリットのうち、太陽光発電システムがないと成り立たないのは1つだけであり、2つのメリットは太陽光発電システムなしでも享受できます。

太陽光発電システムがあればメリットが増大しますので一緒に設置することをおすすめしますが、費用面の問題がありますので予算と相談して蓄電池のみ、または蓄電池+太陽光発電システムの導入を検討してください。

「プロの一言アドバイス」
蓄電池は太陽光発電と相性が良いですが、必ずしもセットでなければ活用できないわけではありません!

3.蓄電池のタイプを学ぼう


ここまで、家庭用蓄電池の<メリットについて説明してきました。ここからは、実際に家庭用蓄電池をご家庭に導入するにあたって、どんな蓄電池を選んで購入するべきかについての説明になります。 蓄電池の中には「スタンドアロン型」と呼ばれるタイプがあります。 購入費用が安く、工事費用もあまりかからないため導入コストが安く抑えられるので、蓄電池がどんなものか試してみたい人におすすめのように思われるかもしれません。 しかし、機能面で制限が多く、これから蓄電池を導入しようと考えているご家庭にはあまりおすすめできないタイプの蓄電池となります。

「プロの一言アドバイス」
スタンドアロン型は充電方法などの点でデメリットが多い、価格の安さに惑わされないようにしましょう!

4.蓄電池の設置タイプ


蓄電池のパワコンには、3つの設置タイプがあります。

タイプ 構成 特徴
単機能 蓄電池+蓄電用パワコン 価格が抑えられている
太陽光発電と併用する場合、パワコンが2つになる
ハイブリッド 蓄電池+太陽光発電用と蓄電池用 両方が一体となったパワコン
太陽光で発電した電気を貯める際に変換ロスが生じにくい
トライブリッド 蓄電池+太陽光発電用・蓄電用・EV用 三位一体となったパワコン
EV(電気自動車)にも対応できる

4-1.単機能

「単機能」は、蓄電池としての機能だけを単体で使いたい場合におすすめの蓄電池です。
他のタイプと比較して価格が抑えられているものが多く、太陽光発電システム等との連携を考えていない場合にはこちらのタイプの蓄電池で問題ありません
パワコン(パワーコンディショナー)が蓄電池用のみなので、太陽光発電で作った電気を貯めるために変換が必要で、その際に「変換ロス」が生じます。

4-2.ハイブリッド

「ハイブリッド」は、太陽光発電システムと一緒に使うことを前提とする場合におすすめの蓄電池です。
パワコンが蓄電池用と太陽光発電システム用の2つセットになっているタイプであり、単機能と比較して変換ロスが生じにく太陽光発電で作った電気を効率よくためやすい

4-3.トライブリッド

「トライブリッド」は、太陽光発電に加えて「EV(電気自動車)」を保有している、または購入予定のご家庭におすすめの蓄電池です。
ハイブリッド型に加えてEV用のパワコンが一体になっているタイプであり、太陽光発電で作った電気を蓄電池に貯めておき、その電気をEVに充電できるため、EVが「ソーラーカー」として機能するというメリットがあります。

「プロの一言アドバイス」
他の性能が同じであれば、価格はトライブリッド>ハイブリッド>単機能の傾向にあります!

5.蓄電池のスペック停電時に大切な「特定負荷」と「全負荷」の違いって?


蓄電池を選定するにあたっては、使い勝手に大きく関わる「特定負荷」と「全負荷」の違いについても理解しておく必要があります。

タイプ 特徴
特定負荷 ・あらかじめ決めた分電盤の箇所にのみ電気を供給
・それ以外の箇所は停電時に電気は使えない
・使える場所が決まっているため計画的に電気を使える
全負荷 ・すべての箇所に電気を供給
・電気の使いすぎに注意が必要

5-1.特定負荷

「特定負荷」は、ブレーカーの特定の箇所に電気を供給するタイプの蓄電池です。
停電時に限られた範囲にのみ電気を供給するため、それ以外の場所では電気を使えないというデメリットがあります。

5-2.全負荷

「全負荷」は、すべての箇所に電気を供給するタイプの蓄電池です。
すべての箇所に蓄電池から電気を供給できますが、全負荷の蓄電池は停電中に家全体でたくさんの電気を使ってしまい、早く電気が尽きてしまう可能性は増えます。

「プロの一言アドバイス」
停電時にどんな生活を送りたいかによって、負荷タイプを選択しましょう!

6.家庭用蓄電池のおすすめ3選!


最後に、弊社が取り扱っている蓄電池の中から、性質の異なるおすすめの蓄電池3つを紹介します。

6-1.大容量で安心!「京セラ:EGS-LM1201」

「京セラ:EGS-LM1201」は、家庭用蓄電池としては大容量に相当する「12kWh」の蓄電容量をもった蓄電池です。
大容量の蓄電池は大型化して設置場所に困るケースが多いのですが、この蓄電池は奥行30cmと厚すぎず、外壁の空きスペースに設置しても邪魔になりません。
200V対応の蓄電池なので、大容量なのも相まって大型家電を動かしやすい蓄電池となっています。
「京セラ:EGS-LM1201」の商品ページはこちら

6-2.ハイブリッド型なのにコンパクトサイズ!「長州産業株式会社:CB-HYB04A」

「長州産業株式会社:CB-HYB04A」は、ハイブリッド蓄電池なので太陽光発電システムとの相性が良いです。
容量6.5kWhながらも外形寸法452×656×120mmで、屋内設置が可能な蓄電池となっています。コンパクトサイズの蓄電池は工事費用が抑えられるケースが多く、設置場所を選ばないので設置スペースの確保が簡単です。
「長州産業株式会社:CB-HYB04A」の商品ページはこちら

6-3.EVのあるご家庭におすすめ!「ニチコン:ESS-T1S1V」

「ニチコン:ESS-T1S1V」は、2020/0721現在、世界で唯一のトライブリッドです。
「ニチコン:ESS-T1S1V」の商品ページはこちら

「プロの一言アドバイス」
このほかにも蓄電池は数多く販売されているので、ご家庭に合わせた特徴を持った蓄電池を選びましょう!

7.まとめ:家庭用蓄電池は目的や用途に合わせてご家庭に最適なものを選びましょう!

ご家庭に蓄電池を導入することでさまざまなメリットを受けられるようになりますが、性能・特徴の異なる蓄電池の選び方1つで利便性は大きく異なります。
日常的に、そして停電などの緊急時にどんな使い方をしたいか、そのスタイルによって適した蓄電池は異なるため、導入にあたっては徹底した比較・選定が必要不可欠です。
蓄電池に関するさまざまなご相談は、ぜひ弊社「蓄電池やりくりナビ」までお気軽にご連絡くださいませ!

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