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電気料金上昇は家計にも響く!蓄電池によって電気代を抑えられる理由
- 2020.09.29
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家計の支出は誰もが頭を悩ませる要因の1つであり、これには「電気代」も含まれています。
電気代は電気使用量の増減も関係しますが、「電力会社が決める電気料金」が上昇してしまうと、多くのご家庭は電気代に悩まされるのではないでしょうか?
そこで、電気料金の上昇に対抗できる方法の1つである「蓄電池」について解説します。
1.電気料金の上昇について
まずは、なぜ電気料金が上がっているかについて解説します。
1-1.なぜ電気料金は上がるのか
ここ最近の電気料金の推移で注目するべきポイントは以下のとおりです。
- 原発事故によってかかった負担が電気料金に上乗せされる
- 火力発電の需要が増えてしまったが、燃料費が高額だった
- 太陽光発電などの再生可能エネルギーを普及させてゆくための賦課金の負担が増えている
1-2.電気料金が上昇している理由
では、なぜここ10年ほどで電気料金高騰の動きがあったのでしょうか。
まず、東日本大震災の後の電気料金の高騰には、事故による原発処理作業や放射能汚染の除染作業費などを含めた巨額の費用が投じられていますが、これは全ての電気料金に上乗せされてゆく方針です。
原発以外の発電方法にシフトしてゆく中で、火力発電は燃料費が高いという問題と大気汚染の問題がありました。
そのため火力発電ばかりに片寄せることはできず、再生可能なクリーンエネルギーの普及が急がれましたが、太陽光発電や風力発電などで売電の仕組みを整えた結果、電気料金の「再エネ賦課金」が大きく上昇する結果となりました。
「再エネ賦課金」の単価は10年間で約13倍に膨れ上がるという速度で上昇しており、今後も各世帯の家計を圧迫すると言われています。
このように、電気料金は発電コストに関わる事情が変化したり、事故などによる突発的な負担増などが影響したりすることで変動し、家計にも小さくない影響をおよぼすことになります。
1-3.家計における電気代の割合
電気料金の高騰が家計にどれだけ影響するかは、ご家庭における電気代の割合が関係しています。
「理想的な家計の割合」を調べてみると、水道光熱費が占める割合は5~7%程度であるとされています。
しかしこの理想はかなり難しいもので、実際に一戸建てにお住いの5人暮らしなどのファミリー層に照らし合わせると、収入に対する割合は10~15%を占めている例が多いです。
金額にすると年間で水道光熱費の合計が40万円を超える計算です。
この光熱費が今後も上昇してゆくということですから、少しでも貯蓄にお金を回したいのであれば、光熱費は無視できない要素です。
エアコンを使う夏と冬は電気代がかさむ時期でもあります。
2.蓄電池によって電気料金の上昇に対応する方法
電気料金が今後も上昇するのは必然であると言えますので、少しでも家計の電気代を安く抑えるためには何かしらの工夫が必要です。
電気をできるだけ使わない、つまり「節電」もその方法の1つではありますが、努力や我慢によって電気代を安く抑えることを長期間継続するのは容易ではありません。
生活の質を下げずに電気代を節約する方法として「蓄電池を利用する」という方法をおすすめします。
2-1.深夜料金を昼間の電気に活用できる
蓄電池と聞くと「停電の時に電気が使える道具」というイメージが強いですが、やり方次第では電気代を節約することができるのです。
電力会社の電気料金プランには、「時間帯によって電気料金が異なるプラン」があるのをご存知でしょうか?
例えば「夜間の電気料金が安くなるプラン」を契約し、蓄電池で夜間に電気を貯めるとしましょう。
すると、蓄電池内の電気を昼間に使っても、その電気は夜間の安い単価で蓄電池にためておいたため電気代を節約できるのです。
2-2.家庭用太陽光発電システムの自家消費率を上げられる
さらに、蓄電池と「家庭用太陽光発電システム」を組み合わせることで、電気代を節約することができます。
太陽光発電はご存知の通り太陽光を使ってご家庭で電気を作ることができ、作った電気を消費することで電力会社から電気を買う量を減らすことができます。
しかし、夜間や太陽光の届かない曇りなどのときには発電することができないため、その間は電気を買わなければなりません。
蓄電池があれば、太陽光発電で作った電気を貯めておき、太陽光発電ができないタイミングで蓄電池内の電気を消費することで電気を買わなければならない量を減らし、電気代を節約することができます。
「電気代の節約=電気を使わないようにする」というイメージが強いですが、蓄電池があれば消費電力を変えずに電気代を節約できる余地があるのです。
3.蓄電池購入により得られる他のメリット
蓄電池は電気代を節約できるメリットがあることは説明しましたが、蓄電池にはそれ以外にもメリットがあるのです。
先ほども触れていますが、蓄電池があれば「停電時にも電気が使える」というメリットがあります。
台風や地震などの災害が起こる日本では、停電のリスクも決して小さいものではありません。
通常、停電時には家電製品を動かすことができず、不便な生活を強いられることになるでしょう。
蓄電池に電気を貯めておけば、停電時にもある程度は家電製品を動かすことができ、生活の質を維持することができるのです。
夏場は台風で停電してクーラーが使えない、冬場は強風や雪害で停電して暖房が使えない、導入する蓄電池によってはそんなピンチも乗り切ることができます!
4まとめ:電気料金の上昇が気になるなら蓄電池の購入を検討してみよう!
火力発電の依存率が高い日本では、原油価格の高騰がそのまま電気料金の高騰につながり、家計にダイレクトに影響することになります。
しかし、蓄電池があれば夜間の電気料金を安いプランに変更して、割安な夜間の電気を貯め昼間に消費するというスタイルで電気代を節約することができます。また太陽光パネルとの組み合わせで、自家発電も可能です。
ご家庭に合った蓄電池選びの際は、ぜひ「蓄電池やりくりナビ」までご相談ください!