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蓄電池が活躍する「停電」の原因や多発する時期について 

  • 2020.08.27
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よく「蓄電池は『停電時』に役に立つ」というメリットを耳にします。
皆さんも人生で何度か停電を経験したことがあると思いますが、停電はどのような理由で発生しているのでしょうか?

そこで、蓄電池が活躍するタイミングである「停電」の原因や、停電が多発する時期などについて解説します。

1.停電が発生する主な原因


停電の発生原因はさまざまな理由が考えられますが、大まかに分類すると以下のような理由が挙げられます。

1-1.台風の被害

停電の原因としてよく思い浮かべられるものは「台風の被害」ではないでしょうか。

台風による強い雨風が原因で倒木や土砂崩れが発生し、これにより電柱が倒壊することで停電が発生します。

台風が発生しやすい、夏から秋にかけて発生する停電の多くは、台風や雷を原因としています。

1-2.地震の被害

「地震」も、停電の原因として考えられる自然災害の一種です。

地震により電柱が倒壊したり、電気に関する施設にダメージが及ぶことで停電が発生します。

他の自然災害と比較して頻発する時期は特定できませんが、本震だけでなく余震についても十分に警戒する必要があります。

1-3.雷の被害

「雷」も停電を発生させる自然災害の一種です。

送電設備が破損することで停電が発生します。

地域によって雷が発生しやすい時期は異なり、夏場に多い「夏季雷」と、冬場に多い「冬季雷」があります。

1-4.雪の被害

一部の地域では「雪の被害」も停電を発生させる大きな要因となります。

積雪の重みにより電線がダメージを受けたり、倒木などの原因になったりすることで停電を発生させるのです。

雪が降る冬場に多く見られ、豪雪地帯では特に雪を原因とした停電が発生しやすくなっています。

1-5.鳥の巣の被害

意外な理由としては「鳥の巣による被害」が挙げられます。

カラスなどの野鳥が電柱に巣を作ることによって、巣材となる木の枝や針金などが電線に接触することで停電が発生する可能性があるのです。

鳥が巣を作る時期は、寒い冬が過ぎてエサが豊富に存在する春頃なので、この時期の停電は鳥の巣が関係している可能性が考えられます。

1-6.計画停電

これまでは偶発的な原因で停電が起こる可能性について解説してきましたが、意図的に停電が発生する場合、要するに「計画停電」も停電の一種です。

計画停電に関する情報は、各電力会社のホームページ等で確認できますので、災害発生時などのように計画停電の可能性が考えられるタイミングでは電力会社のホームページをチェックして計画停電に関する情報を収集しておきましょう。

「プロの一言アドバイス」
停電からの復旧にかかる時間は、発生した原因の深刻さに比例する可能性が高いです!

2.停電時に困ることは?


「停電が発生=生活するうえで困る」というイメージはありますが、具体的にどのような理由で停電は困るのでしょうか。

ある調査では、以下のような結果になっています。

1位:冷蔵庫が使えなくなるので、食品がダメになってしまう
2位:照明が使えなくなるので、夜に暗さを解消できなくなってしまう
3位:調理家電が使えなくなるので、一部の料理ができなくなってしまう
4位:冷房器具が使えなくなるので、夏の暑さがしのげなくなってしまう
5位:トイレの電源が入らなくなるので、水が流せなくなってしまう
6位:テレビやラジオが使えないので、情報取集ができなくなってしまう
7位:暖房器具が使えなくなってしまうので、冬の寒さがしのげなくなってしまう
8位:携帯電話が充電できなくなってしまうので、通話や情報収集ができなくなってしまう
9位:パソコンが使えなくなってしまうので、情報収集や作業ができなくなってしまう
10位:洗濯機が使えなくなってしまうので、洗濯物が溜まってしまう

1位の「冷蔵庫」に関しては圧倒的に多くの人が不便だと回答しており、実際に数日単位で停電が続けば冷蔵庫の中身は全滅してしまうでしょう。

その他にも「冷房・暖房」が使えないこともなかなか致命的であり、夏場であれば熱中症のリスクを高めることになります。

停電が発生すると生活のさまざまな場面で不便さを味わうことになることは間違いありません。

「プロの一言アドバイス」
バッテリー内臓の家電は停電時にもある程度は使えますが、充電できないので短ければ数時間で電池切れとなるでしょう…

3.長期停電を乗り切るための方法


蓄電池に電気を貯めておけば、停電時にもある程度は生活の質を維持できますが、充電量には限りがありますので無尽蔵には電気を使えません。

特に数日単位で発生する「長期停電」を乗り切るためには、蓄電池の使い方に関して工夫をする必要があるのです。

3-1.節電する

オーソドックスな方法は「節電」です。

蓄電池があるからと慢心せず、「使える電気は限りがある」ことを念頭に置いて電気を賢く使いましょう。

3-2.太陽光発電を導入する

「電気に限りがある」という状況を解消するためには「充電する方法」があれば良いのであって、そのための最たる方法が「太陽光発電」の導入です。

太陽光発電システムを導入することで、日中は太陽光発電によって電気を作ることができ、作った電気を蓄電池に貯めて充電量を回復させることができます。

「プロの一言アドバイス」
節電時には「熱に関係する家電」を中心に使い方を慎重に検討してください!

4.まとめ:蓄電池で停電時に生活の質を維持しよう!

停電が発生すると家電製品は全滅してしまいますが、蓄電池があればある程度は停電時にも家電を使うことができ、生活の質を維持することができます。

ただし、充電量には限りがありますので、節電や太陽光発電との組み合わせによって賢く電気を使える体制を整えることをおすすめします。

ライフスタイルに合わせた蓄電池選びについては、「蓄電池やりくりナビ」までお気軽にご相談くださいませ!

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