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電気代は上がる?下がる? 

  • 2020.02.22
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ご家庭の電気代上昇

エアコン・冷蔵庫・テレビなど、消費電力の少なさが魅力的な省エネ家電が当たり前になってきました。ところが電気代全体はこの5年間で3割上昇したと言われており、今後10年の間に2倍にまで増えるのではないかと言われています。電力会社から「電気代が上がります」というハガキが届くなんていうケースもありますが、一軒一軒には全く知らされず値上げされることのほうが多いです。一体どうやってそのような値上げが行われているのかというと、kwhという電気の単位で計算される電気代の単価が上がることは(あまり)ありません。上がっているのは電気の明細に書いてある「再生可能エネルギー発電促進賦課金」(再エネ電気賦課金)。これが、5年前の10倍になっていて、今後10年でまだまだ値上がりが予想されています。

再生可能エネルギー発電促進賦課金??

どういう目的で支払っている料金なのか?私の使った電気量ではない分の支払いをしているの?→このお金は家に太陽光発電を載せた家などが発電した電気を電力会社が買い取るための資金に使われています。
これ、大抵の方がはじめて聞いた時にお怒りになるんですが、本当です。売電している方は電力会社から売電料金を受け取りますが、それは皆さんの電気代の支払いに上乗せで支払われたお金。「太陽光や風力発電が普及するまでの間は、原子力や火力、水力発電に比べてどうしても割高になるので、その間の買い取りにかかるお金はみんなで負担しましょう」という意味合いになります。
そこまでしてでも「太陽光発電などで自家発電される方が得をする仕組み」を作っていく必要があったのでこういう仕組みになっているのですが、電気が不足しているというよりも、売電を支払う資金が不足しているから電気代が上がるというややこしい構図になっています。

発電にはお金がかかる

・発電所の建造、鉄塔・電柱・電線等の送電設備の整備などにかかるインフラ
・それらで働く方々の人件費
・燃料費
・etc.
数え上げたらすごいことになりそうですが、電力会社が電気を供給するのは大変な規模の話ですが、どうにもならないのは燃料費。アメリカによる中東との政情が引き金となって石油燃料が上がり、火力発電燃料が高騰し、電気代は上がってきました。2014年頃に原油の下落で一時的に電気代の低下がありましたが、また上がってきています。電気代が今後下がることは予想しにくく、今後も値上がりする要素ばかりが現実的です。その中で、10年後の2030年には2倍の電気代になっているなんていう予想がされています。

スマートハウスへの注目

蓄電池で太陽光発電の蓄電をし、自家発電で電気を賄い、電気代の極力かからないようにしたスマートハウスは注目を浴び、さらには電気が完全に自家発電分のみで賄えているZEH(ゼッチ)Net Zero Energy House住宅もどんどん増えており、エネルギーの自給自足の価値が増しています。
お住いが太陽光発電や蓄電に向いているか?蓄電池やりくりナビでしっかりシミュレーション計算をお受け下さい。

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