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蓄電池のメーカー毎に呼び名が違う、運転モードの役割を把握しましょう! 

  • 2020.08.26
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家庭用据置型蓄電池の本来の役割は、災害や発電・送電網の事故などによる停電を防ぐことにありますが、もしも機能がそれだけしか無ければ、停電しなければ役に立たないということになります。
そこで停電時以外の日常にも魅力的な部分があります。
太陽光発電からの電気や、商用電力からの深夜割引の安い電気をためて動かしてくれる機能です。

これによって電気代に対してメリットが出ますので、高額な蓄電池の全額がご負担になる計算にはならなくなります。
電気代削減によって、蓄電池はより身近なものになっているのです。
ところが、太陽光発電などの発電設備で電気を作っている方は、作った電気を売電するという目的もあります。
むやみに蓄電・放電をするだけでは売電量を減らしてしまうだけになってしまう場面などもあり、うまく電気代の削減に繋がりません。
そこで、蓄電池には家庭の発電量や売電期間、消費電力量などに合わせて運転モードの切り替えができる機能が搭載されています。
これにより、多くの方の電気代の削減に繋がっている部分が大きいのです。
今回はこの運転モードについてお話したいと思います。

 

どんな運転モードがあるの?どう違うの?

ほぼ全ての蓄電池に搭載されているメインとなる運転モードは2つです。
売電を犠牲にせず、深夜電力の充電中心に電気代削減を図る「経済モード」と、売電量も犠牲にして積極的に電気の自家消費を図る「グリーンモード」です。
この2つを使い分けることで、FIT期間中の方でもFITが終了した方でも自在に電気代負担の削減ができることになります。

また、比較的多くの蓄電池には、災害や計画停電に備えて充電残量を多めに確保する、充電残量優先のモードが搭載されています。
太陽光などの発電設備の無い世帯の場合はこの充電残量優先のモードが良いでしょう。

その他にもメーカーや機種ごとに独自の考え方で多彩なモード切替えができるものもありますし、停電時に手動で切り替える専用のモードのある機種などもあります。

 

各メーカーによって呼び方がバラバラですが、性質は同じ

各メーカーがいろいろな発想や工夫を凝らして様々な蓄電池を発売していますが、基本的な運転モードが選んで利用できる点は同じです。
しかし、メーカー独自の考えがあったり、機能的に差別化しているものもあり、似たような機能であってもメーカーによって運転モードの呼び方が少しずつ違います。
紛らわしいというほどのことはないですが、上にわかりやすく表にしてみました。
これらのモードの切り替えはほとんどが蓄電池を設置する際に合わせて設置される操作パネルによって変更することができます。
ある程度、運転モードが切り替えられるというところまではどの蓄電池でも大きく変わらないようにも見えます。
ちなみに運転モードが切り替えられるからといって、「何曜日はこのモードにしないと!」とか、「毎日夜になったらこのモードにしないと!」などという頻繁な操作は必要ありません。
一カ月毎に請求される電気代の節約効果は、わざわざ操作して運転モードを頻繁に変更しても大きくは変わりませんので、一番良さそうな運転モードに設定したらそのまま放置していても充分に機能します。
もちろん、操作・変更したい方は可能ですので自由に変更していただけます。
季節ごとに、太陽光の発電量の変化に合わせて運転モードを変更するなども自由にできます。

 

入出力の容量次第で運転モードのパワーが変わる

運転モードの違いを語る上で、上記のような表がどのメーカーのパンフレットにも載っています。
これによって「どこの電気を」「どこに使う」運転モードなのかという点がよくわかります。
こちらと合わせて特に重要になるのが蓄電池の入出力容量です。
蓄電池を運転させる際に、蓄電池の出力容量が大きければ、同じ運転モードでもよりパワフルに電気をやりとりすることができます。
運転モードの性質×蓄電池の出力容量という感覚です。
蓄電池では、ためられる電気の容量によって本体の大きさや価格帯が変わりますが、実は運転のパワフルさは出力容量が鍵を握っています。
例えば、蓄電容量4kWhの蓄電池のほうが、蓄電容量6.5kWhの蓄電池よりも出力容量は大きく、電気代に対して大きく作用する場合もあるのです。
蓄電池を選ぶ際には、機種の出力の容量をチェックするのもお忘れなく!

 

まとめ:運転モードについて理解して、蓄電池を賢く利用しましょう!

いかがでしたでしょうか?
蓄電池の機能を語る上で、時間帯毎に蓄電池がどのように機能するのかをイメージするのは必須です。
運転モードによってどのように動くか、ご自宅の太陽光発電の発電量に対して、あるいは消費電力に対してどのくらいの電気料金の削減が可能か、しっかりイメージができると、理想の機種が選定できます。
蓄電池やりくりナビでは、ご希望の機能をよくお伺いしてご一緒に理想の機種の選定をさせていただけるように努力しております。
どうぞ我儘に、ご希望をお伺いできればと思います。
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