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蓄電池のお金のからくり。なぜ高額な蓄電池を買う方が増えているのか!? 

  • 2020.07.08
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蓄電池にご興味を持たれる方が日に日に増えています。それというのも、蓄電池には興味がないよ、と言っていた方々が段々と目を向けてこられているのだと思います。卒FITで売電問題を抱える方、元々太陽光発電の性能にご不満をお持ちだった方、長期停電を経験されて不便な思いをされた方など様々ですが、「結局高いでしょ?」「蓄電池があっても絶対停電しない訳じゃないんでしょ?」などと言う方も居ますが、それはごく一面的な情報です。
蓄電池は結局高いのでしょうか?だったらなぜ購入する方は増えているのでしょうか?
今回はその点をあらためてご一緒に、多角的に考えてみられたらと思います。

蓄電池は高い

蓄電池の商品価格は、定価で80万円~400万円です。容量や機能によって大きく違いますが、これには工事費用や取付部材費用などは含まれていません。

どんな蓄電池を付けるのかで結局変わりますが、蓄電池の取り付けに総額税込みで220万円くらいかかるのが平均的です。
そこへ、もしも県や市の補助金を目いっぱい使える地域にお住まいだったり、何かしらのキャンペーンなどで割引を受けられたり…とかを考えると、平均180万円くらいという話になるでしょうか。
果たして蓄電池には、例えば200万円の価値があるでしょうか。
停電時のお話であれば、200万円で停電しないという機能を買うことになりますよね。
もし蓄電池が、蓄電池の寿命までに200万円を作ってくれる機械なのであれば、停電しないという機能は無料で買えたことになります。
実際、蓄電池を設置される方はそこを計算します。200万円を丸々負担される気で購入される方はほとんど居ません。
では、一体いくらかかるのでしょうか?

ひと昔前、蓄電池は無かった

ところで、ほんの5~6年前まで一般家庭に蓄電池を設置するという例自体が殆どありませんでした。それまで各メーカーのラインナップに無かったのです。蓄電池自体はもちろんありましたが、まだ一般的ではなかったが故に高額で、充電容量も小さく、機能も安定しない、今よりもっと巨大なサイズの蓄電池を一般向けに販売していませんでした。
それが低価格化し、充電容量も機能も優秀になり、長寿命化・小型化が進んで現在に至ります。
今でも日進月歩で技術が進化していますが、こう考えると現状でも十分安くなったと言えます。それに、原材料の高騰が問題視されているので今後は値上がり傾向が考えられます。
ご主人!今が買い時です!という売り込みが多いですが、実はこういう事情があるのです。

創・蓄無しの家から、創・蓄セットで考える

例えばある容量の蓄電池を、保証期間も切れて完全に使えなくなるまで20年、あるいは25年間など実効容量は減りつつも電気を蓄電・放電して電気代の削減につとめたとしても、元は取れません。150万円で買った蓄電池で150万円は還ってきませんし、200万円で買った蓄電池で200万円は還ってきません。
ところが、ここが大事なところで、太陽光発電で得られるメリットの延命もしているのだ!という考え方ができます。
既に10年以上太陽光発電をご利用の方も、これから蓄電池と合わせて太陽光発電をお考えの方も、太陽光発電で得られる「売電」も「保証期間」も限りあるもの、一定の期間で終了してしまうものであることは知っての通りです。

太陽光発電の恩恵は、何もしないと10年で売電価格が激減、10年~15年でパワコンなどの故障などで完全停止してしまいます。
太陽光発電のメリットは大きいですし、太陽光パネルはかなり長期間の発電が可能であるにもかかわらず、このメリットが失われることはかなりの痛手になります。
蓄電池の導入によってそれらの問題が解決するのであれば、蓄電池のメリットは、失われる筈だった太陽光発電のメリットとセットで考えるべきなのです。

創・蓄合わせて考えると元が取れる?

では、太陽光も蓄電池も付いていない住宅と、太陽光も蓄電池も付いている住宅の光熱費を比較してみましょう。
日中の電気代はそのままかかってしまい、売電することもできず、使った分の電気代を支払う家。何の変哲もない、普通の家です。
ここに、太陽光発電と蓄電池を導入すると、発電する昼の電気は無料、使い切らない分は蓄電池にためて発電しない時間に使います。つまりこの電気も無料。
さらに、蓄電池にもためきれなかった分は売電します。

ご家庭の電気の使用量、その家の屋根の広さ、蓄電池の容量、売電の金額など、条件によって左右されるのはもちろんですが、太陽光発電と蓄電池を導入すると、平均的に考えると電気代そのものが7割減るといいます。
つまり電気代が月に10000円の方は3000円に、15000円の方は4500円になる計算です。
(注:かなりの単純計算です。繰り返しますが設備や環境によって変わることがあります。)
例えば平均15000円の家で毎月10500円の利益を生み、それが仮に25年続くと
【10500円のメリット×300カ月=3150000円】
という計算になります。315万円!?そんなに浮くの!?
計算上は、設備費用に実質350万円かかった方が315万円浮いたとしたら、たった35万円で25年間停電の無い安心な生活が手に入った計算になります。

これからの、今後の電気代上昇

現在、この国の電力会社から買える電気の料金は上がり続けています。
電気料金が上昇している原因はたくさんありますが、ここでお伝えしたいのは、10年後、20年後に電気代が高くなっているのであれば、太陽光発電や蓄電池であまり電気を購入する必要のない環境に変更されれば、電気代の上昇幅までもが小さくできるということです。
つまり、先程の計算のさらに上をゆく違いが想定されます。
電気代は着実に高くなっており、今後も上がっていってしまうのは明白です。
未来の話は、計算はできません。

蓄電池の導入にいくらかかるか??

蓄電池の導入にお金がかかる。と思われている方は、蓄電池を導入しません。
きちんと先を見据えて考え、計算し、ご家族にも毎日ご相談されて、
以下の2通りのどちらかの結論に達した方が、蓄電池をご購入されます。
「結局は必要なものじゃないか。だったら早いとこ買っておこう。」
「よく考えたら、買っておいた方が得じゃないか。だったら買っておこう。」

そもそも、無理に誰かに勧められて買うような物ではありません。
要るのか?要らないのか?と思ったら、一旦ご相談だけされるのをオススメします。
蓄電池やりくりナビにご相談だけでお電話いただいたらその旨お伝え下さい。
費用の面に関しても、できる限りではございますが、お客さまが気にされていることにきちんとお返事できるように努力致しております。

※補助金制度は地域や時期によって内容が異なります。
※代行時も、お客様にてご準備いただく必要書類がございます。

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