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太陽光発電だけで停電を乗り切れない?!蓄電池も一緒に取り付けよう
- 2020.04.09
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太陽光発電システムを付けていて、蓄電池はまだ設置されていない方が皆さん言うのが、「蓄電池は高いから、停電くらいは太陽光も付いてるんだから私はそれだけでいいわ」。です。
すごく多いご意見です。これは、蓄電池が付いた時の光熱費のメリットや設備上の負担軽減のメリットをご存知無ければ、皆さん当然「高い!」と思うと思います。
高い→買えない?→いらない! という発想です。お気持ちは分かります。
しかし停電時は、蓄電池が無ければ驚くほど何もできません。そこで今回は、2~3日間の停電が続いた状況を想定してみて、太陽光発電だけで停電を乗り切れるのかを解説いたします。
電気を作る太陽光発電だけで本当に停電を乗り切れるのかを解説!
太陽光発電システムはあるけど蓄電池は付いていない家で、停電が起こると…ほぼ通常通り停電します。作った電気は使うことができない状態です。これは、太陽光発電システムの要であるパワコンが動かないためです。そのため、パワコンには緊急停電時用に「自立運転モード」というモードにし、太陽光からの電気をリアルタイムに使うこともできます。
しかし自立運転モードに切り替えるのは、
「家のブレーカーを落とす→太陽光のブレーカーを落とす→パワコンの電源を切る→サービスブレーカーを落とす→パワコンの電源を入れる→自立運転用のコンセントのみ電気を使えるので、普段の家電の電源プラグをそこに差し替えて使う。」
メーカーや施工によって多少違いますが、だいたいこんな感じです。しかし太陽光発電ですので、曇りや雨ではほとんど使えず、夕方以降も使えず…。
緊急の停電だというのに、複雑な手順で操作をし、晴れた昼に、一部のコンセントのみ電気が使える…。これでは、「使える」とは言えません。(実際に災害などでこの機能でせっせとスマホの充電をされた方も居るわけですが)
蓄電池があれば停電時も安心できる!
蓄電池を取り付けるのに、蓄電池の商品代・取付け工事費・部材費用・手続き手数料・消費税など、当たり前ですがお金がかかりますし、現状蓄電池は諸々の理由でとても高いです。もちろん高いのですが、それは全てお客様のご負担になる訳ではなく、光熱費をやりくりしてくれることで得られるメリット・補助金やそれに替わるキャンペーンなどの割引・蓄電池を設置しなかった場合に生じる設備上の負担などを加味すると実はそんなにご負担自体が大きい訳ではないのです。(実際に、タイミングの加減次第では「私はご負担どころか得しちゃった♪」なんて方もいらっしゃいます)
蓄電池があれば、その多くは自動切り替えで停電に働き、その時はじめて「太陽光発電を付けていて、助かった!」となります。なんでも便利な今の時代、もしかすると、停電時に電気が使えても「当たり前」だと感じてしまうかもしれません。でもその「当たり前」ができるのが蓄電池のスゴいところ。
要る?要らない?気になったら蓄電池やりくりナビにご連絡ください。
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