COLUMN コラム

コラム

今後は電気自動車の時代に!V2Hを視野に入れてお考えください! 

  • 2020.08.05
  • コラム

近所で電気自動車が停まっている家を見ても、ドライブ中に前を走る車が電気自動車でも、いよいよ珍しいとも思わないようになってきました。
しかし、それでも日本は明らかに世界に遅れを取っており、ヨーロッパ諸国では自動車の販売台数の内電気自動車が10%程もあり現時点で日本より遥かに多く、2030年にはガソリン車の販売を禁止にしてゆく方針で、電気の発電方法も石炭などの有害な火力発電も廃止が進んでいます。
日本はというと、現状の電気自動車の販売台数は自動車全体の1%にも満たず、電力会社による電気の発電事業につてもまだまだCO2排出量の多い発電方法に依存している傾向があります。
いつまでも日本だけが地球を汚し、温暖化に拍車をかけている訳にはまいりませんので、電気自動車の導入についてもドライバーの皆さんで考えていかないといけません。
今回は、最近のV2Hの捉え方について考えてみたいと思います。

 

どんな電気自動車の種類があるの?

電気自動車/EV、プラグインハイブリッド車/PHVがあります。
EVは充電のみの補給で、PHVは充電でも給油でも補給できるものです。
やはり流線形で近未来的なフォルムの車種が多く、コンセプトカー(展示目的の車)のような印象があります。
しかし実は意外にも業務用のバンやトラック、ワンボックスやスポーツカータイプのものもあり、大型のトレーラーや特殊車両でなければ、一通りのガソリン車をEVに替えてしまうことも可能に思えます。
ガソリン車よりも頻繁に補給が必要で、ガソリン車の給油よりも充電に時間を要する部分がデメリットかと思いますが、月額2000円程でコンビニやサービスエリアの充電ステーションが使えることが魅力的です。
やはり車体価格はガソリン車より高くなりますが、ガソリン代が浮きます。

 

V2Hって何のことなの?

EV/PHVは専用のプラグで充電をするための差込口は付いているのですが、基本的には電気で走るためのものなので電気を取りだす手段がありません。
EVのオプション機能として100Vコンセントを付けても、住宅の停電時に利用するためにコンセントにつなぎ直す必要があり、停電時にはEVだけでは困ってしまいます。
V2Hとは、EVに充電するだけでなくEVから家の分電盤に電気を流すこともできるものです。
停電時に電気を使う機械としては通常は据置型蓄電池を使いますが、EVとV2Hがあれば停電を乗り切ることができます。
すでにEVに乗っている方などでは、蓄電池の設置の代わりにV2Hだけ導入を検討される方も多くいらっしゃいます。
最近のEVには20kWh~40kWhなど大容量で電気をためることができるバッテリーが搭載されているので、それが停電時に住宅内で使えるのであれば据置型蓄電池はいらないという考え方です。
据置型蓄電池は4kWh~15kWhと容量色々ですが、100~300万円と金額的には高価な買い物になります。
V2Hはそれ自体が蓄電池ではありませんので、80~150万円で設置可能です。
この料金で40kWhの蓄電池が手に入るのであれば、かなり安い投資で大容量蓄電池が導入できています。

 

V2Hにはどんなものがあるの?

・非系統連系V2H

現状、ニチコンや三菱が発売しているV2Hが一般的です。
実はV2Hは、EVの車種によっては利用が推奨されない場合があります。
V2HとEVの組み合わせの可否確認が必要です。
カーディーラーでEVを購入しても、通常は家庭の電源から充電するケーブルが付くだけで住宅内に電気は取り込めません。
V2Hがあれば、急速充電ができたり電気を住宅内に送ることができます。

・系統連系V2H

さらに「系統連系」タイプであれば、余剰売電するはずの太陽光発電の電力もEVに送ることができます。ここまですればEVが家に停まっている間は、据置型蓄電池を設置しているのと似た状況になり、電気代とガソリン代の浮き幅を計算すると非常に経済的です。

・蓄電池も入ったシステム

ニチコンのトライブリッド蓄電システム、パナソニックの電気自動車充電器「EKSEEV hekia S Mode3」などは、V2Hと蓄電池間でも電気のやり取りができる複合型です。太陽光で作った電気でEVを走らせる、EVにためた電気を家に取り込む、据置型蓄電池単独の性能で深夜電力をためられる、停電時に車も出せる、という万全な状態にする為には、V2Hを超えたこのような蓄電池入りのシステムが出ております。

 

重要!V2Hがあっても、できないこと

太陽光発電や蓄電池がある環境と、EVとV2Hがある環境とでは意外と違う場面が多いです。
例えばV2Hは停電時に手動で自立運転に切り替える操作をしないとEVの電気が使えないですので、据置型蓄電池で完全に自動で停電をフォローしてくれるタイプと比べるとちょっと不便かと思います。
そしてそもそもですが、停電時に必ずしも家に車があるわけではないですので、EVが家に無いとV2Hだけで電気は供給できません。
電気を供給すると、今度はEVで出掛けることが難しくなります。
長期の停電を想定すると、据置型蓄電池がなぜ据置型なのかがわかりますね。

そして、太陽光発電システムをご利用の方が抱える売電の固定買取期間やパワコンの問題についても、非系統連系V2HとEVでは解決できません。
系統連系V2Hや、据置型蓄電池やトライブリッドシステムが解決の鍵を握っています。

 

まとめ:電気自動車の導入で快適で経済的な地球環境を!

そもそもEVはすでに我々の暮らしに馴染んできており、今後も増え続けていかなければいけません。
環境にもお財布にもやさしいエコな車であることは認知されてきていますので、お車を選ばれる際にはカーディーラーでEVもチェックしてみましょう。
そしてその大容量の蓄電性能を活躍させたい方は、ご一緒にV2Hの導入を!
住宅光熱費が気になる方や、太陽光発電もされている方は、非系統連系V2Hではなく据置型蓄電池やトライブリッドシステムの導入をご検討下さい。
お問い合わせは蓄電池やりくりナビへ。お待ちしております。

※補助金制度は地域や時期によって内容が異なります。
※代行時も、お客様にてご準備いただく必要書類がございます。

support
0120109296 資料請求から補助金まで無料メール相談 資料請求から補助金まで無料メール相談