COLUMN コラム
コラム
オール電化、太陽光発電、蓄電池を導入していると、災害時にプラスになることがいっぱい!
- 2020.08.11
- コラム
オール電化にしていると、災害時に後悔することになるだろう?だからオール電化も太陽光も嫌いなんだよ、と言う方が結構居ます。
どうでしょう?災害の規模によって、お住いの環境によっても勿論正解は変わってくるとは思いますが、電気の製品は厳しい基準の中で安全な製品が工夫・努力を重ねて製造されており、製品によっては災害時のことがしっかりと考えられているものもあるのです。
災害に対しては備えれば備えるほど良いですので、今回は災害時に家電製品がどのように役立つかを考えてみようと思います。
目次
災害時に一番役立つ可能性が高い給湯器、エコキュート
まずは電化住宅になくてはならない給湯器、エコキュートです。
停電時、エコキュートが付いているとなんと電気が無くても普段のように蛇口からお湯を出すことが出来ます。
ガスの給湯器や灯油ボイラーでは電気が無くてはお湯を利用することが出来ませんが、エコキュートの場合は停電前に沸かしたお湯がエコキュートのタンクに残っており、蛇口からお湯を出すことが出来るのです。
停電中はフルオートの自動湯張りなどは使えませんが、冬場冷え込む時期や夏場の汗ばむ時期の停電でも、シャワーも使うことができます。
そして、断水時。
断水するとエコキュートのお湯は蛇口からは出せません。
先程の停電時の機能も使えない訳ですが、断水すると最初に何で困るかというとトイレが挙げられます。
水が流せないのでトイレ自体が無事でも用を足すことができません。
そこで、エコキュートのタンクの下部カバーを開くとバルブが付いており、エコキュート内部のお水/お湯をバケツなどに出すことができます。
エコキュートが町中に付いていることによって、豪雨災害などの地域もこのお水がトイレや清拭に活躍し、一時を凌いだというお話があります。
何とも思いやりのある機能です。
火災のリスクを減らすIHクッキングヒーター
さて、お料理をされている時に地震の揺れを感じた時、火を止めてガスの元栓を締めることができるでしょうか?
中には冷静に判断できない方が居たり、火をつけて目を離されていて地震による火災が発生することがあります。
そのため、ガスコンロも高級機種であれば地震の揺れによって火が止まる機能が入っているものもあります。
しかし一部の高級機種のガスコンロだけですので、ほとんどのガスコンロの場合は地震で揺れている間も火が付いたままになってしまいます。
しかしIHクッキングヒーターであれば、ほとんどの機種に地震の揺れを感知して過熱を止める機能が付いており、安心できます。
そこから、ある程度の災害であれば自宅からの避難をすることになりますが、避難中は自宅の調理器具を使えません。
自宅がガスでもIHでも、結局避難中はカセットコンロを利用するのが想像されますので、ここではガスコンロとIHクッキングヒーターの優劣はありません。
そして、災害後。ガスはガス管の安全を確認して使用開始するまで復旧に時間がかかると言われています。
日本の電気は復旧が比較的早いので、家が無事ならIHクッキングヒーターの復旧が早いということになります。
IHクッキングヒーターは普段から安全のために良いということで認知されていますが、災害時に必要だからと言ってガスコンロを利用されている方も多く居ます。
しかし、災害を想定した時、災害時にもIHクッキングヒーターが良いと考えられます。
送電が途切れても、太陽光発電があればこれができる
そして停電時に、太陽光発電で電気を自分で作っていると強いです。
電力会社の送電網が途切れていても、その場で電気は作られているという状況です。
しかし、太陽光発電をしていても蓄電池無しであれば機能は限られます。
自立運転に切り替え操作をし、停電時専用のコンセントに延長コードを繋いで、電気は昼間にしか作ることができませんので昼間にだけ電気が使えます。
ほんの一時的な停電であればじっと我慢していれば済みますが、数日間の停電を覚悟するならば自立運転に切り替え、テレビにつないで情報を得たりスマホの充電などで活用できます。
この機能だけでも、有ると無いとで災害時は大違いです。
しかし太陽光発電だけで蓄電池が無い世帯で長期間停電すると、肝心の冷蔵庫や夜間の照明などは電気が使えませんので注意が必要です。
蓄電池があると、こんなにも停電に強くなる
そして据置型蓄電池があれば、停電時も昼夜問わず電気が利用できます。
家電製品を繋ぎ替えなくても蓄電容量の分だけは電気が供給できますので、冷蔵庫や冷暖房が使えます。
太陽光発電と蓄電池が一緒に付いていれば、長期停電時も太陽光発電からの再充電が可能です。
普段は光熱費削減の為に尽力してくれて、停電時は生活レベルを落とさないようにしてくれます。
皆が高いレベルで電気のある生活に依存し、災害も非常に多い日本では蓄電池の導入によって生活の価値が高くなります。
まとめ:電化住宅はかえって災害に強い!
ガスや石油を取り扱う機器は、「燃料を燃やす」という性質上かなり配慮されてより安全に製造されていますので、ガスや石油によって即、火災をもたらすという訳ではありません。
しかし、電気による火災の例などももちろんゼロではありませんが、電気製品は災害についてのアイデアがたくさん盛り込まれており、私たちの暮らしを支えてくれています。
停電した時のことを考えれば尚更、電化住宅についてお考えになられてはいかがでしょうか?
実は蓄電池やりくりナビは、京都大学内にオフィスのある防災機器のメーカーとしての顔もあります。
トラッキング火災や地震の揺れで電気を遮断できるコンセントなどを発売し、国の重要文化財などの建築物に提供しています。
災害時のことを考える会社が本気で災害時のことを考えて、蓄電池の販売をしております。
まずはご相談ください!