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「スマートスターL」はどんな特徴の蓄電池なのか? 

  • 2020.10.23
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蓄電池を導入するタイミングは特に決まっていません。
停電対策や災害などに備えて設置するのであればより早く設置しておいた方がいい、という目的で既築の住宅に蓄電池を設置する時は、タイミングはいつでもかまいません。
太陽光発電とセットで導入される場合は、自ずとそのタイミングになります。
FIT期間の終了時期や、太陽光のパワコンの買い替え時期に伴って蓄電池を導入される場合は、おトクだと思うタイミングで購入に踏み切りましょう。
このような場合と、ちょっと事情が違う場合があります。
新築をスマートハウスとして建てたら、最初から太陽光・蓄電池が付いていたという場合です。
今回は、新築の建設時、建て売り物件の購入時に付いていることが多い機種、「スマートスターL」についてお伝えしたいと思います。

 

スマートスターLの販売元は伊藤忠商事株式会社

スマートスターLのメーカーはどこかと調べてみると、伊藤忠商事株式会社の名前が出てきます。
伊藤忠商事というと海外輸出入などの大手商社ですので、不思議に思ってしまいますが、こちらは販売元です。
製造は株式会社NFブロッサムテクノロジーズが行っています。
NFブロッサムテクノロジーズは、伊藤忠商事が一部株式を持っている蓄電池の製造会社です。
スマートスターL専門の製造会社ですが、他の商品名でも流通されており、別の商品扱いで販売されています。
「ネクストエナジー iedenchi-NX」
「DMM DMM.make smart」
「伊藤忠エネクス エネパワボL」
という蓄電池も、スマートスターLと同意義の蓄電池と思っていただいて大丈夫です。
この蓄電池は、新築で家を建てた際などで最初から太陽光・蓄電池が付いている場合などですでにセットになっていることが多く、販売実績も大変多いです。
多くの信頼を得ている機種であることが伺えます。

 

スマートスターLの特徴は?

スマートスターLは非常に特徴的な蓄電池で、他社の蓄電池とは根っこから発想の違うところのある蓄電池です。

単機能、大容量の蓄電池であるという部分までは、ニチコンの蓄電池と発想が近いと言えます。
9.8kWhという大容量は、長時間の停電にもある程度安心できる蓄電量だと言えますし、200V電源も停電時も動かせ、全負荷なので家じゅうの電気が使えます。

最も特徴的なのは運転モードについての部分です。
スマートスターLには他社蓄電池のような、「経済モード」「グリーンモード」といった概念がありません。
基本的にはグリッドシェアというAIが太陽光発電の発電量や消費電力量などから充電量を自動で運用してくれるという機能が付いているのです。
そのため、運転モードとしては「ピークシフトモード」「ピークカットモード」「バックアップモード」「停電モード」という表現で、AIによる動作命令にプラス、可動域を設定するような感覚があります。
他にも、売電に関しては設置前から商品型番の違う機種が用意されています。
・比較的一般的な、自家消費量を優先するタイプのYタイプ
・積極的に売電量を増やすことに特化したXタイプ
の2つがあります。

蓄電池というものは、普段あまり頻繁に操作する必要があるわけではなく、「設置しておけば勝手に動いていてくれる機械」という感覚のものかと思いますが、スマートスターLはこれらの非常に独特な機能性を持った「勝手に考えて動いてくれる」蓄電池です。

 

スマートスターLの弱点、デメリットは?

一般の蓄電池に比べて、スマートスターLに特別な弱点があるということはありません。
強いて挙げるとすれば、単機能蓄電池ですので設備によっては停電時に太陽光発電からの再充電などで手間のかかる操作が必要な場合があります。
太陽光発電をされている方であれば、太陽光発電との連携や発電した電気の変換効率を考えて、ハイブリッドの蓄電システムが有利な場合もありますので確認した方が良いでしょう。
グリッドシェア(AI)のサービス利用には、月額1200円の有料サービスを10年契約し、
2年間の最低利用期間がありますのでその点は気を付けましょう。
単純計算で2年で28800円、10年で144000円の出費がありますので、購入費用、電気料金のメリットと併せてその点も考慮しておいたほうが良いでしょう。

 

まとめ:スマートスターLでスマートハウス生活を!

例えば、築10年くらいのオール電化住宅で、深夜電力の活用、停電時のための蓄電をお考えで、しかし太陽光は屋根の加減でできない。
そんな方に、「一番良い蓄電池を!」と言われたら、スマートスターLがお勧めです。
他にもいろんな環境がありますが、一番良い蓄電池というものは環境によって意外と違います。
「この蓄電池がいいな」と決めている場合でも、「どの蓄電池が良いか分からない」と悩んでいる場合でも、ご相談いただいたら意外な機種がオススメの時もあります。
蓄電池やりくりナビに是非ご相談をお待ちしております!

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