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2020年末~2021年現在、今流行りの蓄電池とは!?
- 2021.02.13
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蓄電池が普及し始めて、5年以上が経過しました。
出始め頃から比べると機能も価格も大きく変化し、進歩しているといえる蓄電池。
そんな中ここ最近、2020年の末頃から2021年現在にかけて、各メーカーがこぞって発売を開始いている“蓄電池の形”があるのをご存知でしょうか。
それは【組み合わせが自由にできる蓄電池】というもの。
今回は各メーカーが進めている“今の蓄電池の形”について、そして、各メーカーが発売している組み合わせについてをご説明していきます。
なぜ組み合わせ自由が流行っているの?
2019年11月以降、一年間に何万人という方が固定買取期間が終了し、今まで安定して得られていた売電収入がなくなってしまったり、買電も年々高騰を続けたりをする中、蓄電池を設置し電気の自給自足を目指すご家庭が急激に増えてきています。
このような背景の中、各メーカーは一台の決められた蓄電池を売り出すのではなく、何かと選択肢のある中から、自由に組み合わせを考えられる蓄電池を続々と販売開始しております。
それぞれのメーカーによって、選べれるものが、「蓄電池容量」「パワーコンディショナ容量」「負荷タイプ」「台数」「仕様(塩害など)」「設置場所」などそれぞれ違いますが、何をニーズとしているのかは変わりないようです。
各ご家庭生活はそれぞれであり、求めるもの、設置できるスペースも、そして考えている導入費用もそれぞれです。そんな中で、自分たちの求めるものを限られた費用で実現する。
決められた「1」の選択肢を伝えるのではなく、「5」も「6」も、中には「30」以上もる複数の選択肢の中で、お客様の要望をお聞きし、希望通りにまたはそれに一番近いものをカスタム、ご提案しようというものなのです。
よりお客様に寄り添ったご提案をという考えのもと、この【組み合わせが自由にできる蓄電池】の販売が進められているようです。
各メーカー別、組み合わ自由な蓄電池をご紹介!
一言で組み合わせ自由といっても各メーカーでもちろん選択できるものが異なります。
ここでは各メーカーの「組み合わ自由な蓄電池」をご紹介させていただきます。
オムロン「マルチ蓄電プラットフォームKPBP-Aシリーズ」
1つのプラットフォームで3つのシステムを構成。既設太陽光の設置状況や災害時(停電時)の考えに合わせて、柔軟に機器を組み合わせたり後付けすることも可能です。
容量は9.8kWhと16.4kWhのどちらかを選ぶことができ、また単機能・ハイブリッドの特定負荷・ハイブリッドの全負荷も選択が可能となっております。
また全ての組み合わせで重塩害タイプもあり、今まで設置できる機種が限定されていた地域の方にも大変喜ばれています。
また、どちらを選んでも大容量なのにも関わらず、かなりのコンパクト設計。機能だけでなく設置をすることにも柔軟に対応してくれそうです。
これから人気一押し間違いなしの蓄電池ですね!
パナソニック「創蓄連携システムS+」
蓄電池ユニットの容量3.5kWh(屋内)と5.6kWh(屋内・屋外)を自由自在に組み合わせることが可能な蓄電池。
最少容量は3.5kWhから、最大容量はなんと33.6kWhまで組み合わせることが可能となっております。
33.6kWhの設置例はというと、「住居と店舗が一体となっている建物で、住居に11.2kWh(家族の安心を確保)、店舗に22.4kWh(BCP対策として事務所や従業員の安心を確保)」といったものがございます。もはや家庭用の容量を超えた抜群の最大容量まで組み合わせることが可能のようです。
またこちらも全ての組み合わせに塩害タイプが用意されており、幅広い皆様にお喜びいただいているようです。
京セラ「Enerezza(エネレッツァ)」
京セラが、世界初“クレイ型リチウムイオン蓄電池”の開発に成功し、2020年秋頃より本格的な販売を開始している「Enerezza(エネレッツァ)」。
電解液を含む粘土状の電力であるクレイ型電極を使用し、セパレータで正極と負極を完全に分離。内部ショートを起こさない設計が採用されるなど安心安全の新設計となっています。
また、エネルギーと優しさという意味を持つ「tenerezza(イタリア語)」に由来した名を持つ「Enerezza(エネレッツァ)」の名にふさわしく、見た目の滑らかさも人気を後押しする理由の一つと言われています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、この蓄電池の組み合わせはすごくシンプル。5kWhの蓄電池ユニットを3台まで組み合わせ自由で選択できる蓄電池となります。
ご家族の人数や災害対策に対してのお考えによって台数を自由に組合すことが可能です。また設置場所は屋内外対応可能な蓄電池なので、ご家庭で最適な場所に設置することができそうです。
長州産業「Smart PV Multi」
こちらもかなりいろいろと選択が可能な蓄電池となっております。
蓄電容量は9.8kWhと16.4kWhを選択可能。またそれと合わせ単機能・ハイブリッドの特定負荷・ハイブリッドの全負荷の選択も可能となっております。
そして全ての組み合わせに塩害タイプが用意されており、屋内外設置が可能な蓄電池なので置く場所も自由自在です。
AI機能も充実し、生活のちょっとした場面でも助けてくれる蓄電池と言えるでしょう。
田淵電機「EIBS7」
蓄ナビでも大人気の商品「EIBS7」。これは他の上記蓄電池たちと比べると以前からある蓄電池となりますが、実はパワーコンディショナの容量を選ぶことができるのです。
容量は5.5kW・8kW・9.9kWから選ぶことができ、蓄電池システムの容量は一択の7kWh…と思いきや、2台設置が可能なので、14kWhの容量まで設置することが可能となっております。
本体価格と容量のバランス、そして全負荷の蓄電池とのことで人気が爆発した、いや、し続けている蓄電池と言えるでしょう!
選択肢が多くて何をどう選んでいけばいいのか…
選択肢が多いのは喜ばしいことですが、多すぎるとどのようにカスタムしていいものか悩ましいもの。
実は各商品を蓄ナビで掲載するにあたりいろいろと調べたのですが、これがなかなか全てを理解するのが大変でした…。
メーカーはもちろん複数あり、それぞれのメーカーが数種類の蓄電池シリーズを発売しております。その一つの商品の中でもいろいろ選ばないといけない。何が自分の家・ご家庭にとってベストな組み合わせなのか。
正直なかなか決めきれるものではありません。
だからこそ、専門のアドバイザーに「何がベストなの??」とぜひお聞きいただきたいのです!
そのためにいる専門のアドバイザーなのですから。
蓄ナビでは今回ご紹介した組み合わせ自由の蓄電池はもちろん全てご提案が可能です。そして今回ご紹介しきれなかった組み合わせ可能な蓄電池や、従来の根強い人気の蓄電池まで数多くの商品を取り扱っております。
「どのメーカーが…?どの組み合わせが…?」と悩んでいても何も始まりません。
蓄ナビであれば、お客様のご希望をお聞きし、ご家庭にぴったりのベストな蓄電池をご提案させていただきます。
まずはお気軽にお問合せを!ぜひお待ちしております!