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太陽光発電と蓄電池の未来?!これから設置したい人が知っておくべきコト9つ 

  • 2020.08.03
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太陽光発電のイメージ
クリーンなエネルギーをご家庭で生み出すことができると「太陽光発電システム」が注目され、それとセットで「蓄電池」を利用する人が増えています。

「蓄電池はお金がかかるし、ウチは太陽光発電だけでいいや!」と思われる方も多いようですが、太陽光発電システムだけではそのメリットを最大限に活かすことが難しいのです。

そこで、太陽光発電と蓄電池を設置する際に知っておくべき9つのことについて解説します。

1.太陽光発電システムだけでできること

料理する女性
まず最初に、蓄電池を導入せず、太陽光発電システムだけ導入した場合にできることについて解説します。

1-1.太陽光発電で作った電気を家庭で使える

太陽光発電システムは文字通り太陽光の力によって発電するシステムであり、作った電気は家庭で消費することができます
通常、家電製品を動かすための電気は商用電力を購入して使用することになりますが、太陽光発電システムで発電した電気は無料、つまり太陽光発電で賄った分だけ電気代を節約できるのです。

1-2.余った電気は電力会社に買い取ってもらえる

太陽光発電の条件次第では、自家消費だけでは発電した電気すべてを使うことができず余ってしまう可能性もありますが、その場合は余った電気を電力会社に買い取ってもらうことができます

一般的な家庭用太陽光発電システムは10kW未満(3~6kWが一般的)であり、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(通称FIT制度)により2020年度の10kW未満、余剰売電の固定買取価格は1kWhあたり21円で10年間売電できるのです。

「自家消費した分の電気代節約」と「売電収益」を合わせると、条件次第では10年ほどで太陽光発電システムの導入費用を賄うことができるかもしれません。

1-3.売電価格は年々減少傾向にある

太陽光発電システムのメリット「余った電気を買い取ってもらえる」という点ですが、1つ気にしておくべきポイントがあります。

それは「固定買取価格は年々その単価が減少している」ということです。

2012年 42円
2013年 38円
2014年 37円
2015年 33円
2016年 31円
2017年 28円
2018年 26円
2019年 24円
2020年 21円

2012年当時と比較して2020年時点での固定買取価格は半額まで落ち込んでいます。
この傾向が今後も続くとなると、固定買取価格はどんどん減少する計算になるのです。

「「プロの一言アドバイス」
固定買取価格は10年間の期間限定、その後のことを「卒FIT」といい、そうなると売電価格は7~9円まで落ち込んでしまいます…

2.蓄電池をセットで利用するメリット

蓄電池のメリットのイメージ
太陽光発電システムに蓄電池を組み合わせることで、できることの幅は広がります。

2-1.停電時でも電気を使える

太陽光発電システムのメリットとして「停電時でも電気を使える」という点が挙げられるのですが、これはあくまでも太陽光発電システムが機能している場合で、停電時専用のコンセント一つ分のみです。

しかも、停電時に停電時専用コンセントに切り替える操作をしなければ電気は使えません。

そこで役立つのが蓄電池の存在です。

蓄電池に太陽光発電で作った電気を貯めておけば、停電時でも電気を使うことができます。

2-2.太陽光発電の自家消費率を高められる

蓄電池の存在は、停電時などの緊急時だけでなく、日常的に役立ってくれるのです。

太陽光発電は基本的に悪天候時や夜間は太陽光が届かないため発電できず、その間は商用電力を購入しなければならず、電気代がかさんでしまいます。

しかし、蓄電池に電気を貯めておけば、悪天候時や夜間には蓄電池内の電気を消費することで太陽光発電を有効活用できるのです。

2-3.深夜の安い電気を有効活用できる

太陽光発電だけで家庭内すべての電気を賄えないとしても、蓄電池の存在によって電気代節約に寄与してくれます。

蓄電池を導入するにあたって、契約中の電力契約を「深夜帯の電気代が安いプラン」に変更します。

このプランだけでは昼間の電気代は安くはならないのですが、電気代が割安な深夜帯に蓄電池に電気を貯めておくことで、昼間でも深夜帯の安い電気を消費することができるのです。

太陽光発電が機能しない長期的な悪天候時にも、蓄電池があればフォローできます。

「プロの一言アドバイス」
蓄電池は太陽光発電システムをフォローしてメリットを増大してくれる!

3.太陽光発電システムと蓄電池をセットで導入することの問題点

太陽光発電を設置している家
ここまで「太陽光発電システムは蓄電池をセットでメリット増加!」という点について解説しましたが、太陽光発電システムと蓄電池をセットで導入する際には以下の2つについて把握しておく必要があります。

3-1.それぞれ相応の出費になる

太陽光発電システムと蓄電池、両方を一度に導入するとなると費用面で問題が生じるかもしれません。

それぞれ単体でも相応の価格で販売されており、両方を一度に購入するとなれば合計で相応の出費になるので予算をしっかりと組んでおく必要があります

3-2.補助金を活用して費用負担を抑えよう

そんな蓄電池の導入に際しては「補助金」が利用できます。

その代名詞となっているのが、SIIの「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」です。

この制度では「工事費を含めた費用全体の3分の1」または「60万円」のいずれか低い方、つまり最大で60万円の補助を受けられます。

また、自治体によっては国とは個別に補助制度を用意しているところもあり、条件次第では国と自治体の両方の補助制度を利用して蓄電器の導入費用を大幅に節約できる可能性があるのです。

「プロの一言アドバイス」
補助金に関しては行政や自治体の予算が終了していることも多いので、補助金に変わるようなサービスがあるかなどもしっかり確認し、納得いく価格で購入できるようにしましょう!

4.まとめ:太陽光発電は蓄電池でメリット増大!費用負担は補助金で抑えよう

太陽光発電システム単体でも役立つ存在であることは間違いありませんが、蓄電池を組み合わせることでそのメリットをさらに増大させることができます

費用面の問題はありますが、補助金をしっかりと活用することで導入費用を安く抑えることができ、導入のハードルを下げることができるのです。

太陽光発電システムと組み合わせて蓄電池を導入したい方は、「蓄電池やりくりナビ」までお気軽にお問い合わせください!

※補助金制度は地域や時期によって内容が異なります。
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