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蓄電池を長持ちさせるための3つの方法 

  • 2020.08.03
  • コラム

考える女性
相応の値段で導入することになる蓄電池を、少しでも長持ちさせたいと思うのは当然です。

蓄電池は、使い方次第で寿命を長引かせられる可能性があり、そのためには3つの方法について把握しておく必要があります。

そこで、蓄電池を長持ちさせるための3つの方法について解説します。

1.蓄電池の寿命

見た目に頑丈そうな蓄電池ですが、使っていくうちに必ず「寿命」がやってきます

1-1.消耗品である蓄電池はいつか寿命が来る

そもそも蓄電池は「消耗品」に相当するものであり、使っていくうちに劣化していつかは寿命がやってきます。

国税庁では、蓄電池の「法定耐用年数」を6年と定めていますが、これはイコール「蓄電池が6年で壊れて使えなくなる」ことを意味するのではありません。

法定耐用年数はあくまでも税金の計算等に用いられる数値であり、実際の耐用年数と密接に関係しているわけではないのです。

1-2.サイクルベースでの寿命

蓄電池の寿命を示す数値としてよく用いられているのは「サイクル回数」です。

蓄電池は充放電を繰り返すと、少しずつ蓄電容量が減ってしまうのです。

サイクル数とは、「充電→放電」を1回のサイクルとした指標で、充放電を何千回繰り返したら何割くらい蓄電容量が減るか、という基準になります。

例えば、弊社取り扱いの「スマートスターL:LL3098HOS」の期待寿命は6,000サイクルとなっています。

商品ページ

ちなみに、該当サイクル数に到達すると途端に使えなくなるということではなく、劣化は徐々に進行し、サイクル数に到達した後もある程度の性能を残して使用できる可能性はあります。

1-3.年数(時間)ベースでの寿命

蓄電池の寿命は、「年数(時間)ベース」で表示されることもあります。

一般的に蓄電池は10年以上の耐用年数があると推測されており、メーカーや販売店が提供する保証も10年保証であることが多いです。

年数ベースの場合、計算の起点は「使い始め」からであり、設置して起動してから何年ほど使えるかを示しています。

蓄電池の寿命は使い方などの条件に左右されやすいので単純な時間ベースでの寿命は参考にならない可能性も高いのですが、部品の経年劣化による故障のリスクを考えると、蓄電池の寿命として1つの目安になるのです。

「プロの一言アドバイス」
メーカーが提示している寿命はあくまでも「目安」です、後述する正しい使い方で長持ちさせましょう!

2.蓄電池を長持ちさせるための方法

家と電球のイメージ

補助金が使える可能性があるとはいえ、高い買い物になるであろう蓄電池を、少しでも長く使い続けるためには以下の3つの方法を実践することをおすすめします。

2-1.設置する場所に注意する

1つ目は「蓄電池を設置する場所に注意する」ことです。

蓄電池は「高温」「多湿」などの環境を苦手としており、屋内外を問わず蓄電池の動作に影響するような環境で使用することは蓄電池の寿命を縮める可能性が高くなります。

例えば前述の蓄電池「スマートスターL:LL3098HOS」の使用環境温度範囲は-10℃~+45℃であり、特に高温を苦手とする蓄電池は熱が発生するような場所に設置して使用するには適していません。

一般的に、蓄電池は+25℃を越えると寿命が縮まりやすいと言われており、屋外設置が多い蓄電池は直射日光に当たる場所ではなく、日陰で温度が上がりにくく風通しの良い場所に設置することをおすすめします。

2-2.過充電と過放電を避けた充電方法を実践する

2つ目の方法は「『過充電』と『過放電』を避けた充電方法を実践する」ことです。

  • 過充電:満充電を越えて充電しようとすること
  • 過放電:充電が空の状態で放置すること

蓄電池の中には過充電・過放電を避けるように自動的に制御できるものもありますが、ユーザーの設定次第で制御内容が変動するので注意が必要です。

基本的に「こまめな充電」を心がけて、過充電にも過放電にもならない状態を維持することが重要になります。

2-3.こまめなメンテナンスを心がける

3つ目に「こまめなメンテナンスを心がける」ことです。

最近の主流である「リチウムイオン」の蓄電池であれば、大掛かりなメンテナンスは必要ないとされています。

しかし、フィルターや通風口にたまったゴミや落ち葉などを掃除することは、蓄電池の正しい動作に少なからず寄与するでしょう。

また、蓄電池の動作音などに異常を感じたら、早目に販売店などに相談して、必要に応じて保証を利用するなどして修理・交換を実施してください。

「プロの一言アドバイス」
蓄電池を保管する場合、高温多湿の場所や埃っぽい場所を避けて保管したほうが安全です!

3まとめ:正しい使い方で蓄電池を長持ちさせよう!

蓄電池のメリットを長く享受するためには、適切な設置場所や充電方法を実践して長持ちさせることが重要です。

しかしながら、いつかは寿命が来て使えなくなりますので、使い勝手や挙動(音や振動など)に異変を感じたら買い替えも検討してください。

蓄電池の使い方や買い替えなどについてのご相談は、弊社「蓄電池やりくりナビ」にご連絡くださいませ!

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