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蓄電池は本当に安全に使えるの!?発火したりしないの? 

  • 2020.07.25
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停電時の安心のためにある蓄電池には、大量の電気エネルギーがためられるようになっています。それゆえに、電池が爆発するのではないかと想像され、心配される方も多くいらっしゃるようです。
しかし実際にはそのような事案は発生していませんので心配無いのですが、なぜ大丈夫なのかがわからずに「大丈夫ですよー」と言われてもスッキリしませんよね。
蓄電池が安全に利用できるのか、今回はこちらをお話します。

 

リチウムイオン電池は爆発する??

テレビ番組などでよく見る海外の仰天映像などで、〇国○○省のバスの中で乗客のタブレット端末の予備バッテリーが突然爆発、乗客は火だるまに…とか、隣国ではよくある出来事のように報じられる蓄電池の不具合・事故のお話を耳にされたことはありますでしょうか?
家庭用の据置型蓄電池でもほとんどがリチウムイオン電池が使用されています。
もしもそんな可能性のあるものを、しかも大型のものを自分の家に取り付けるのであれば当然火災が心配です。
世界中で家電製品のバッテリーとして使われているリチウムイオン電池は、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車などにも利用されており、電気製品にとって無くてはならない重要なバッテリー部品です。
しかしこのリチウムイオン電池の仕組みには「過電圧で膨張する可能性がある」「電極がショートすると発火する」という可能性があるもので、それが起こらない設計になっている必要があります。

 

なぜ日本の製品は安心して利用できるのか

技術先進国の日本の製品ではそのようなことは起こりません。なぜ同じ部品をそこまで強く作ることができたのでしょう?それには理由があります。

・素材の精度が高い

蓄電池内はセルと呼ばれる仕切りで無数の小部屋に分かれています。その中に蓄電素材が詰められているのですが、セルや素材が均等なクオリティで作られていない製品では内部の電気量にムラが出て、ショートし、発熱します。そして発熱すると電池が膨張し、発火する可能性が急激に増してしまうのです。

日本国内メーカーで製造される製品に使われる素材は、セルにかかる負荷を均一にする工夫として内部のセパレータの破壊試験をしたり、内部圧力を下げるための安全弁などをしっかり作ってあるので発熱、変質、膨張しにくい構造になっているのです。

・設計の精度が高い

発火事故を起こす海外製品は、そもそも設計上、無理な小型化で必要なスペースが確保されておらず簡単にショート・発火してしまうような製品であることが多いようです。日本国内で製造されるリチウムイオン電池はそのような設計になることがありません。
スマートフォンなどではユーザーの扱いが悪く、衝撃などで変形してしまい発熱する例などもありますが、家庭用据置型蓄電池では必要以上に外部からの衝撃に備えた構造になっており、基礎にボルトで設置するなどで地震なども想定した強い設計になっています。

 

水害の時には、感電するんじゃないの?

まず、台風や土砂などで送電網が停止されてしまった停電時こそ蓄電池の本領が発揮される時ですが、水没してしまうと使用することはできません。春から秋にかけて床上浸水などの事例が毎年のようにありますが、水没が考えられる地域であれば屋内設置、壁掛け設置などで設置内容を工夫したいところです。
使えなくはなりますが、感電の心配はほとんどありません。家庭用据置型蓄電池も、電気自動車も、高電圧の回路は異常を感知すると遮断され、電気が漏れることのほとんどない作りにするように義務付けられていますので安心して下さい。
ところで水害時には近隣の送電線などが放電していたら非常に危険です。ご注意下さい。

 

海外輸入製品、中古品には注意!!

このように国内生産メーカー品の蓄電池は、日本の電力会社や国の定める規定に沿って安全に製造されています。
日本国外の海外製品は、環境や法律が違うので日本の利用条件に合わない蓄電池や電力会社の申請を通せない製品もありますので充分に注意しないと発火する等の危険な場合があります。
合わせて、蓄電池は各メーカーにて販売実績に基づいて順次製造されており、長期的に作り置きすることの無いように整えられています。
ですので、中古品の蓄電池の場合、本来の容量で蓄電できなくなっていたり電圧負荷のかかりやすいような危険な製品だったとしても本来の製品保証を受けることができなくなっていることがほとんどです。

 

まとめ:ご安心してご利用いただければと思います

いかがでしたでしょうか?
想定外の出来事はいつ起こるかわかりません。
最悪の事態を避けるために、リスクに関してお考えいただくことは大切です。
そのため、以上のようなことを頭の片隅に入れて、最適な蓄電池の導入をしていただき、ご安心して暮らしていただければと願っております。
蓄電池の設置条件についてのご質問や、導入をお考えの方は、蓄電池やりくりナビにお電話下さい!

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