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蓄電池のことをはじめて知る方へ。蓄電池とは何なのか?? 

  • 2020.09.28
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乾電池のことを知らない方はおりませんが、家庭用の据置型の蓄電池の話をされても、いまいちピンと来ないという方もいるかと思います。
電気なら電力会社から来ているけど、家に電池が付いている必要はあるのか?
疑問に思われる方もいると思います。
今回は、はじめて蓄電池のことをお調べになられた方向けに、蓄電池が何のためにあるものなのかをイチから解説してみようと思います。
蓄電池について詳しい方も、あらためて発見があるかも!
どうぞ最後までご覧ください。

 

電気が使えているのに、蓄電池に電気をためるメリットは?<停電対策>

まずは、どなたでも説明されなくてもわかると言うと思いますが、電気をためておくことができる蓄電池は停電で普段の電気が使えなくなった時の緊急電源として使えるのです。
電池には構造によって種類があり、充電できない使い切りの電池のことを一次電池、充電して繰り返し電気が使えるものを二次電池と呼びます。
蓄電池は二次電池なので、電気をためておいてそこから電気を使うということが繰り返し行える作りになっていますので、停電して普段の電力会社からの電気が利用できない時に蓄電池内に残った分だけ電気をバックアップできるのです。
停電が起こりうる原因としては災害時、電柱や電線の事故、電気工事、計画停電などが有り得ます。

災害時に避難する場面などを考えるとポータブルタイプの蓄電池などもありますが、ポータブルタイプでは使える電気の量が少なく、普段コンセントに挿して利用している家電製品も繋ぎ替えなくては利用できません。
家庭用の据置型蓄電池が付いていれば、停電時も普段のコンセントからそのまま電気が使えるため非常に便利です。

 

電気が使えているのに、蓄電池に電気をためるメリットは?<電気代節約>

停電時に役立つものが、停電時以外には押し入れの中に放置されてしまう事も多々あると思いますが、据置型蓄電池は停電時以外にも普段から活躍します。
据置型蓄電池が付いていることによって、電気代の節約ができるのです。
地域の大手電力会社の電気契約には、深夜の時間帯の電気料金が割安になる料金プランがあります。
この料金プランで蓄電池を設置していると、蓄電池が深夜の安い時間帯に余分に電気を買い、深夜以外の安くない時間にその分の電気を利用することで、高い時間に買う電気量を減らします。
何かずるいことをしているように聞こえなくもないですが、これによって支払う電気代を減らすことができるのです。
電力会社側から見ても、深夜の電気代が安いという料金プランがあるのは深夜に電気の需要が減り、電気を余らせてしまうという事情があるので、このように電気を深夜に寄せて利用することは喜ばしいことです。
このように電気の需要の高い時間を振り替えることをピークシフトと呼びます。
蓄電池の設置にはお金がかかりますが、蓄電池を設置すれば月々の電気代の節約として返ってくる部分があるのです。

 

太陽光発電を利用している人は、蓄電池のメリットが大きい!

据置型蓄電池を設置される方の約7割が、太陽光発電システムで余剰売電契約をされている方です。
余剰売電契約での太陽光発電は、太陽光パネルが発電する昼間の時間に作った電気を家の電気として利用し、余った分は売電する仕組みです。
太陽光発電からの電気を使った分は電気代が節約でき、余って売る分は電気代が振り込まれますので、電気は無駄なく活用できます。
しかし、売電部分の買い取り単価を約束する制度は一定期間で終了し、買い取り単価が下がる時期が来るのです。
すると、売電によって得られていた収入が減ることになります。
そこへ据置型蓄電池があると、下がってしまった安い買い取り単価で売電するしか無かった分の電気も蓄電池にため、その分も売るのではなく家の電気として使います。
売電量を減らし、その分を電気代節約に回すことで電気の価格効果が上がり、まるで売電の高い一定期間が伸びたかのようにしてくれるのです。

さらに、そもそも太陽光発電の弱点としてある雨の日や曇りの日には発電量が大きく下がるという部分をカバーする動きにもなります。
晴れた日にしっかり蓄電した電気を雨の日に活用できれば、年間では発電量そのものは変わらないのに電気代は大きく下がることになるのです。

 

家庭用据置型蓄電池のデメリットはあるか

家庭用蓄電池は停電について、電気代について、太陽光発電の仕組みについてと沢山のメリットがありますが、デメリットをあえて挙げるとすると高額過ぎることです。
二次電池の中でも安定して電気をためることができる据置型蓄電池は、高価なレアメタルを高純度で多量に使って製造されているため、どうしても価格は高いです。
具体的に蓄電池の設置にかかる費用は商品や工事内容によっても大きく違いますが、一般的に90万円~400万円と、開きがありますが高額だと言えます。
蓄電池を設置することによって金銭的なメリットがあるので一部は還ってくると考えることができますが、ここまででお伝えした、電気代が節約になること、太陽光発電の効果が上がることを考えても、蓄電池を買うことで儲かることはないとお考えいただいた方がいいと思います。

しかし、高額ではあるが一部は還ってくるので満額で負担がかかるのではなく、蓄電池があることによって停電の対策ができることは大きな魅力です。
多くの人が自宅に蓄電池をお持ちであれば、大停電の際も蓄電池のある家庭のお陰でご家族やご近所さんも守り過ごすことができる、というようなことをイメージしていただければ、蓄電池という機械をより身近に感じていただけるのではないでしょうか。

 

まとめ:蓄電池のある暮らしにご興味持っていただければ嬉しいです!

いかがでしたでしょうか?
既存の住宅に蓄電池が付くだけで、このように色々な意味合いがあることをご存知無かった方もいらっしゃったのではないでしょうか?
まだまだ蓄電池についてはメリットをご存知無いという方もいらっしゃいますので、沢山の方のご相談に乗らせていただければと思っております。
「私の家は蓄電池があったほうがいいの?」
お問合せからでも大歓迎ですので、蓄電池やりくりナビにご相談ください。

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