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蓄電池と気温と設置場所の関係について。タフな機種はどれ?? 

  • 2020.08.30
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太陽光発電システムは外気温の変化によって発電量に影響が出ます。
蓄電池は、太陽光発電システムで作った電気をためる役割が大きいですので、太陽光発電の発電量によって蓄電池の性能が発揮される割り合いも左右されることになります。
ですので、そもそも蓄電池にとって気温との関係は大問題です。

しかし蓄電池だけで考えた場合にも気温との関係が関わるため、蓄電池の性能表には機種ごとに何度の気温まで耐えられるのかが記載されています。
メーカーは製品の耐性テストを繰り返して製品の販売をしますが、テストの結果蓄電池としての機能に影響が出なかった気温の範囲が表記されます。

この「設置環境温度」の表記は製品ごとに多少違いがあるようです。
腕時計などでも、より過酷な環境でも機能性を失わないものが優秀とされるように、家電製品がタフであることは一つの価値です。
どの蓄電池が、より過酷な環境に強いと言えるでしょうか?

 

製品ごとの記載内容を比較してみました。

あらためて表にしてみると、製品ごとの差がすごくあることに驚かされます。
蓄電池の性能と気温が関わる理屈としては、気温が高すぎると電送効率が下がることと、気温が低すぎると蓄電素材内での化学反応量が低下することとが考えられます。
そのため、気温が高ければ良い、気温が低ければ良いというわけではなく、一定の性能が発揮されるためにはこの範囲の気温に保ちましょう、という表現になります。

この中で、日本の設置環境を考えた時、夏場の直射日光が当たる気温が40℃を超える気温は通常ではありません。
しかし近年では真夏の異常気象などが増えており、直射日光が当たる位置に蓄電池を設置してしまうと周囲の温度や蓄電池の表面温度が40℃を超える可能性は大いにあるため、ほとんどの機種では南側に設置する場合には日よけを設置するのを推奨しています。

 

宅内に設置できるものと、屋外でも設置できるもの

屋内に設置ができるタイプは、外気の影響を受けにくいためそれだけで過酷な環境に強いと言えます。
しかし、家を建てる段階で蓄電池を設置する場合であれば屋内の蓄電池の設置スペースを設計しておけますが、既にお住いの住宅に屋内型蓄電池を設置する場合、生活スペース内に設置ができないケースもあります。
その際は充分な設置温度耐性のある蓄電池を利用されれば大丈夫です。
家の中と外、都合が良い方に設置するべきですが、家の外に設置スペースが確保できない時は屋内設置タイプを選ぶことができます。
屋内に置ける蓄電池のほとんどは、リビングなどの目立つ場所に設置していても格好悪くないようにさわやかなデザインになっていますし、クローゼットや階段下スペースなどにも配線すれば設置できます。

 

設置環境温度最強機種はどれでしょう?

設置場所が高温になりがちな場合に対応した性能は、機種ごとに大きな違いはありませんでした。
それに対し、設置場所が低温になりがちな場合に対応した性能には、突出して優秀な機種がありました!
これこそが「過酷な設置環境に強い」と言えます。
ニチコンの12kWh単機能と、ニチコンの12kWhハイブリッドの2機種です!
マイナス30℃に耐えられる性能は凄まじいと言えます。
北海道や東北の豪雪地帯、高原や岬などの北風の強く、年間最低気温の厳しい立地環境の場合には是非とも選んでいただきたい機種であると言えます。
毎年水道も凍り、近場の池や湖なども凍るというような立地の方であれば是非ともこちらの機種についてお問合せいただければと思います。
「環境にタフなのはニチコンの12kWh」です!

 

まとめ:適切な設置場所のポイントはこれだ!

太陽光発電システムの適切な設置位置は、「南側 東西も可」ですが、蓄電池の適切な設置位置は「高温・多湿を避け設置」ですので、必ずしも北側である必要はありません。
一戸建て住宅をぐるりと回ると、玄関や勝手口や窓のある面以外に、給湯器やごみ置き場、駐車スペース、駐輪スペース、そもそも隣家と接していて通ることもできない面があったり、大切にされている植木があったり、タイヤが積んであったりします。
ここに設置するのが希望なんだけれど、設置場所としては問題無いのかな?
そう思われたら、一度ご相談下さい。
適切な設置位置がはっきりとわかっていた方が安心して蓄電池の選定ができます。
蓄電池やりくりナビでは、難しい設置環境のご相談にも対応させていただきます。
お電話お待ちしております!

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