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家庭用蓄電池の価格は今後上がる?下がる? 

  • 2020.04.04
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家庭用蓄電池を導入しようとお考えの方の中には、「価格が今後上がるのか、下がるのか気になる」という方もいるのではないでしょうか。

家庭用蓄電池は決して安い買い物ではないため、導入には慎重になるものです。そのため、できれば一番安いときに導入したいと考えるでしょう。

そこで今回は、家庭用蓄電池の価格は今後上がるのか?下がるのか?についてお話しします。

抑えておきたい家庭用蓄電池の2つの役割

蓄電池の役割は大きく分けると2つです。

・電気代の節約ができること
・停電時に活躍すること

です。だから蓄電池は電気を利用する全ての人の役に立ちます。その蓄電池を、「如何に高性能のものを安く導入するか」お考えの方が多いです。上記2点を達成できる物であれば、同じものはより安く買えたら得です。

家庭用蓄電池の価格を左右する材料について

蓄電池には多くのレアメタルが利用されます。今現在主流の高性能の家庭用の設置型蓄電池にはほぼ全て大量の炭酸リチウムが使われているリチウムイオンバッテリーが採用されています。業界では蓄電池のことをLIB(lithium-ion rechargeable battery)と呼びます。
他の素材の蓄電池は家庭用据置型に向かず、災害避難時や建築現場での利用に向いていたり(大容量での蓄電ができない、大型で家庭への設置困難、長期間のサイクル利用に耐えられないなどの理由)、性能の高さで各メーカーがリチウム電池を採用しています。リチウム電池の普及によって多くの家電製品、電気製品が進化しました。
すでに我々の生活に欠かせないものとなっており、蓄電池以外での需要も多く、パソコン・スマートフォン・電気自動車などにどんどん使われています。
しかしこの材料の炭酸リチウムは世界的に限られた鉱物なので、このように需要が伸びると世界各国で取り合いになり、価格が高騰します。
現在ではヨーロッパの各国で電気自動車の普及が進められ、中国でも大気汚染の対策として電気自動車の普及が進められ、炭酸リチウムの価格高騰が経済新聞の紙面を飾ります。

リチウム蓄電池に変わる新素材は?

色々な新素材が開発されていますが、現状は「より効率の良いリチウム蓄電池」が、各メーカーで競って発売されている段階。リチウムイオンを使った蓄電池が世に普及するまで20年はかかっていますので、低コストな新素材が出てもそれを利用できる日は遠いのではないかと予想されます。

家庭用蓄電池の価格が下がるにはリチウム蓄電池に変わる新素材が必要

メーカーが安価で製品を製造しようと思っても、材料が足りないのでは安くしようがなく、メーカーは選択肢を迫られます。作るのをやめるか、価格を上げるかです。すでに製造をやめてしまったメーカーが散見されるようになっており、パンフレットへの価格表記を上げた例もあります。今後は「価格据え置きで、容量が減る」なんていうスナック菓子のようなこともあるかもしれません。

まとめ:家庭用蓄電池の価格は上がる可能性が高い

2019年11月に売電のFIT期間を終了された世帯が全国56万世帯。それに対して蓄電池の生産台数は8万個だそうで、安く大量生産できるような流れではなく、蓄電池の価格は高くなる予想です。
今後、例えばある蓄電池の価格が3倍になる(例・100万円→300万円)という事態になっては、電気代や太陽光発電システムの為にできることができなくなります。当社では一部のメーカーだけではなく多数メーカーとの取引で、多くの方の生活スタイルに合わせたご提案を心掛けております。蓄電池の価格が上がってしまうその前に、お問合せお待ちしております。

お問合せお待ちしております

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