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太陽光パネルの種類と蓄電池との関係について 

  • 2020.10.03
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家庭に設置した蓄電池は、自宅で発電した電気も電力会社からの電気も蓄電することができますが、自宅で電気を発電する手段のほとんどが太陽光発電です。
ガスで電気を発電するエネファームなどの発電機器も存在しますが、太陽光発電の普及率のほうが大きく上回ります。
これだけ太陽光発電が普及しているので、太陽光発電によって作られた電気をいかに効率良くためられるかという部分が蓄電池側にとっても重要な性能になってきます。
この太陽光発電システムの太陽光パネルには種類があり、それによっても蓄電池との相性に関わることがありますので、今回は太陽光発電システムの仕組みについて、太陽光パネルの種類の違いについて、蓄電池を選ぶ際に気を付けていただく部分についてお伝えしようと思います。

 

太陽光発電システムの仕組みはご存知ですか?

太陽光パネルはパネル1枚あたりの大きさや最大発電量に違いがあり、さまざまなサイズのものがあります。
様々な大きさ、様々な形のパネルを組み合わせることによって色々な形の屋根にレイアウトし、屋根の素材に合わせた金具で設置できるようになっています。
太陽光パネルの中には光を受けると発電する物質が入っており、セルと呼ばれる小部屋で仕切られています。
パネルの中のセル1つ1つからの電気を集約して電気を送り出せるようになっています。
太陽光パネルは太陽光モジュール、ソーラーパネル、太陽電池と呼ばれることもあります。

太陽光パネルで作られる電気は直流の電気で、このままでは住宅の分電盤に繋いで利用することができません。
各太陽光パネルから集められた電気は、パワーコンディショナーという箱状の機械を通り、直流から交流に変換され、電圧を整え、分電盤に電気を流します。
分電盤でダイレクトに利用されなかった電気は蓄電池があれば蓄電池の充電に回されます。
蓄電池がついていないか、蓄電池が満充電になっている時は溢れた電気は売電に回ります。
このように、パワーコンディショナーによって電気の変換がされ、電気が優先順位を決めて振り分けられます。
パワーコンディショナーは太陽光発電にとって必要不可欠なものですので、セットで言い表すことが多いです。
太陽光発電とパワーコンディショナー、操作パネルをセットで言い表す言い方が「太陽光発電システム」という表現です。
つまり太陽光発電システムという表現をしている場合は、太陽光パネルだけでなくパワーコンディショナーや操作パネルも含んでいるのです。

 

太陽光パネルには種類があるのをご存知ですか?

太陽光パネルの素材には大きく分けてシリコン系と化合物系の2種類があります。
その中でもさらに多結晶(シリコン系)、単結晶(シリコン系)、ハイブリッド(シリコン系)、アモルファス(シリコン系)、CIS(化合物系)と、素材によって性質に種類があります。

中でも価格が高くなりがちだが発電効率も変換効率も優秀な単結晶パネルと、変換効率が低いため面積の割に発電量が低くなるがパネルがとても安いCISパネルは人気がありますが、この2種類だけで比べても想定される発電量、長期間発電した後の劣化具合などは大きく違います。

 

太陽光パネルの種類や環境によって蓄電池の選び方が変わる?

太陽光パネルの種類によって蓄電池を合わせる必要はありませんが、ハイブリッドパワコンを設置する場合は太陽光発電側のパワーコンディショナーの環境が変わるのでパネルの配置や配線によっては注意が必要になります。
また、太陽光発電側のパワーコンディショナーもいつかは交換が必要になりますが、蓄電システムのパワーコンディショナーがハイブリッドであれば太陽光側のパワーコンディショナーの交換が省けますので大きくメリットになります。
ハイブリッド蓄電システムにするか、単機能蓄電システムにするかは太陽光のパワーコンディショナーが何年経っているかによって判断できます。

太陽光発電の容量に対しても、蓄電池の容量をある程度合わせるべきです。
太陽光が2~3kWしか載っていない、あるいは蓄電池無しでも元々ほとんど売電せず自家消費ができている場合は蓄電池が活躍する幅が少ないです。
それなのに12kWh以上などの容量の大きな蓄電池では、蓄電池に電気をためきることができず無駄が出てしまうことが予想できます。
そのような場合は、4kWh前後の小さめの蓄電池に的を絞って選ぶのが良いでしょう。

太陽光発電と蓄電システムを同時に設置する場合は、蓄電池まで合わせてセットで提案されるのでアンバランスな組み合わせにされる心配はほとんどありませんが、太陽光発電と蓄電池とで別々の業者からの購入をする場合は、後で蓄電池を設置する際にはきちんと工事の下見をしてもらい、問題の起こる可能性が無いかを確かめましょう。
太陽光発電システムと蓄電システム、あるいは分電盤の容量との相性によって障害が発生することもあり、そのような前例はメーカーが研究・発表しているので、問題が起こる可能性のある組み合わせになっていないか確認しておくことができます。
蓄電池の工事の前に業者に下見に来てもらうことは必須だと言えます。

 

まとめ:太陽光の環境は蓄電池をどの機種にするかを決定する大きなポイント

いかがでしたでしょうか?
太陽光パネルの種類や太陽光発電の環境次第で、選ぶべき蓄電池は大きく違うということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
太陽光パネルも蓄電池も、今後も世間の需要に合わせて新製品が登場したり製品の改良がされたりしますが、どのような製品がお勧めかは都度変わります。
蓄電池やりくりナビではお客様にご迷惑おかけしないよう、きちんと良いものをご提案できるよう努力しております。
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