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オール電化やスマートハウスにすることが社会に貢献するかの考察 

  • 2020.10.03
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どこかの一世帯が、光熱費の節約のためにガスの契約を解約し、電力会社の電気プランを深夜割引のプランに変更しても、太陽光発電や蓄電池を導入して自家発電し、電気の自給自足をすることは、基本的にはその家の光熱費を左右する変更でしかありません。
本来、誰かに勧められたり、引き止められたりするような云われの無い、その家の問題だと思います。
我々のような電気製品の販売業者は、エコキュートや太陽光発電や蓄電池の設置によってどのようなメリット・デメリットがあるかをご説明し、機械の販売をする目的でお勧めはいたしますが、本来は人に言われてするようなことではないのでしょうね。
(もちろんですが、無理強いしてしまうようなことの無いように気を付けています!)
ところで、オール電化の方が増えればガス業者さんはお客様が減りますよね。
電気が自給自足できる方が増えれば電力会社は請求できる電気料金が減ります。
これはもしかしたら、ガス会社や電力会社に迷惑なのでしょうか?
ちょっと考えてみようと思います。

 

正直、ガス会社にとっては迷惑千万でしょう。

ガス会社はオール電化などでガスの利用が減ると、お客様がどんどん減ります。
都市部は都市ガスが整備され、マンションなども多く電化の変更ができない環境などもありますが、それでも一戸建ての世帯が皆ガスの解約をされたらかなりの痛手となるでしょう。
ガス業者はガスの利用料金だけでなく、ガス機器の販売なども大きな収入源ですのでオール電化の増加は非常に迷惑です。
特に状況が厳しいのが都市部以外に多いプロパンガス業者です。
都市ガスと違い、基本的にはインフラを持たないプロパンガス業者は、会社規模が都市ガスよりも小規模であることが多く、時代の煽りを受けて倒産する例が散見されます。
残ったお客様からガスを奪うわけにもいきませんので、たいていは吸収合併という形で別のプロパンガス業者の顧客として引き継がれます。
ガス業者は顧客が減っても利益を減らすことができず、ガス料金の値上げをせざるを得ず、さらに顧客を減らす結果になっているという例もあり、そのような場合においては悲惨な光景であるとしか言えません。
しかしガス会社も最近ではエコキュートや太陽光発電をリースするサービスを行ったり、電力小売り自由化、ガス小売り自由化などから顧客確保に尽力しており、ガス会社というビジネスそのものが時代とともに変わりつつあると言えます。

 

電力会社は電気を買ってもらえる量が減ると損をするか?

地域の電力会社のことを考えた時、電気の検針票、請求書など、電気代の支払いについて身近なものとして想像されると思います。
電気の自給自足が促進され、多くの方の電気代が安くなると電力会社は困るのでしょうか?
実は、全く困りません。
電力会社には、大きく分けて2つの役割があり、発電所で電気を作っている部分、送電網を形成して電気の安定供給を行う部分です。
電気を作る事、電気を届ける事の2つですね。
電気を発電し、電気が足りなくならないように計画的に発電し、時間帯などでの量を調整するということはとても大変なことで、電力会社にかかる負担として大きいものです。
電気を自給自足できる方が増えれば、電力会社は電気の生産、電気の供給が楽になります。
結果としては電気代の安いスマートハウスが増えても電力会社に負担はかからないことになるのです。
電力会社としても、温室効果ガスの出る発電方法の削減を求められる中、是非とも電気の自給自足を推進したいところなのです。

 

電化工事にお金が掛かるが、その分経済は回ります。

残念ですがエコキュートや太陽光発電や蓄電池は、リースは高くて損です。
オール電化やスマートハウスにする工事は機器を購入し、お金を支払うことになります。
毎月の光熱費の負担を下げることができますので、毎月のローンでのお支払いにされる方も沢山いらっしゃいます。
たまにいらっしゃるのが、会社兼自宅にされていて、会社の節税のためにこの購入費用を充てる方です。
金は天下の回りもの、とは言いますが、電気代で取り戻すつもりでも、お金を使って必要な物品を購入しているので、販売会社、下請け工事会社、商品卸元の商社、メーカー、メーカー下請けなど、多くの関連会社の利益となります。
お金は使えば使う程、どこかで誰かのものになり、やがて自分に返ってくるもの。
必要なものにはお金を使って良いのです。

 

まとめ:社会よりあなたのために、オール電化やスマートハウスがお勧め!

日本のような災害大国では、いついかなる時にどのような規模の災害に見舞われるかわかりません。
近代国家の生活では、停電なども非常に不便です。
オール電化の安全性の高い生活も、スマートハウスの安心感のある生活も、時代の流れとして我々の暮らしに無くてはならないものになっています。
どうぞ将来のあなたのために、地域のために、社会のために、オール電化やスマートハウスにするという選択肢をお考えになっていただければと思います。
(もちろんですが、無理強いしてしまうようなことの無いように気を付けています!)
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