COLUMN コラム

コラム

「日産リーフ+三菱スマートV2H」が蓄電池としてスゴい! 

  • 2020.09.19
  • コラム

三菱電機は、特に説明不要の大手家電製品メーカーですので企業としては皆様ご存知のことと思います。
三菱は太陽光発電システムのメーカーとしても多くの設置実績のあるメーカーでしたが、蓄電池としては製品を発表していません。
さらに昨年から太陽光発電システムの販売についても事業撤退しており、蓄電池の市場には関係の無い企業のように思われるかと思います。

ところが三菱グループは他の蓄電池メーカーと違い、三菱自動車からアウトランダーというPHEVのSUV車を出しているという特性があります。
三菱グループという単位で見れば、他の蓄電池メーカーよりもV2Hに精通しやすいわけです。
三菱電機は電気自動車(EV)の普及の需要と合わせて、据置型蓄電池ではなく最高のV2HメーカーとしてEV用パワーコンディショナ「スマートV2H」を発売しています。
この製品は、各社のEV、各社の太陽光発電システムとの連携が可能な互換性があり、ガソリン代も安く、家庭の電気代も安くし、停電時にも大活躍するV2Hです。
今回はこの三菱スマートV2Hの性能についてお知らせしようと思います。

 

V2Hとは何か?三菱スマートV2Hの特徴は?

V2H(Vehicle to Home:ビークルトゥーホーム)とは、ビークル(車両)からホーム(家)へ電気を運ぶことができる機械の名称です。
EVだけのご利用では、EVに充電し、電気によって走行することができるだけですが、実はEVには据置型蓄電池よりも多くの電力がためられる大容量の蓄電池が搭載されています。
V2Hがあることで、EVの大容量蓄電池を据置型蓄電池のように家庭での生活電気として利用することができます。

しかし通常のV2Hでは、最新の据置型蓄電池と比較した時に実現しないことも多く、まだまだ利用しにくいところがあります。
実際に停電が発生した際に操作が複雑で、せっかくのEVの大容量電源を利用できなかったという例があるのです。

三菱の「スマートV2H」は、太陽光発電システムとの連携を可能にし、EV側へも倍速で充電ができ、停電時にも全負荷高出力で電気が使え、自動切換え、太陽光発電システムからEVへの再充電出力も落とさずしっかり再充電できるなど、最強のV2Hとして機能が豊富です。

・太陽光発電システムとの連携

V2Hには太陽光発電システムとは連携しない「非系統連系タイプ」と、太陽光発電とも連携する「系統連系タイプ」がありますが、スマートV2Hは系統連系タイプです。
雨などで太陽光発電の発電量の少ない日にも、太陽光発電で作った電気をEVにため、利用できます。

・EV側へも倍速充電

EVのネックである充電時間を、半分の時間で充電してしまえる特性です。

・停電時は全負荷/高出力/自動切換え/再充電の出力も落ちない

蓄電池として本当の実力が試される停電時ですが、据置型蓄電池の容量が4kWh~16kWhなのに対して、EV/PHEVの蓄電容量は8kWh~62kWhと車種にもよりますが驚異的な大きさです。
この大容量の電気量が使える安心感と、全負荷の据置型蓄電池と同じく家全体で電気が利用できるので普段通りの生活ができること、200V対応な上に出力容量も6kWもあるので同時に使える電気量も大きく、エコキュートなども問題無く動かせます。
停電時の電源切替えもEVが接続されていれば自動で行われ、操作も要らず電気も途切れません。
きわめつけは、ハイブリッドパワコンのように停電中も太陽光発電パワコンからの出力を落とさずに再充電できる機能です。
通常、4.5kWのパワコンであっても単機能蓄電池などでは停電中は1.5kWしか再充電できないのですが、スマートV2Hの場合は4.5kWで出力させることができるのです。
停電時だけの違いとはいえ、なんとも掟破り、型破りな機能です。
スマートV2Hの機能そのものは、据置型蓄電池の性能と比べても充分過ぎるほど実用的であると言えます。

 

EVあってこそのV2H。現状のEVの実用性は?

V2Hだけが設置されていても利用できない為、既にEVに乗っている方でなければ、ガソリン車からEVに買い替えるという決断が先になります。
EVはガソリン車と比較してどうしても車体価格が高く、ガソリンの給油と比べて充電時間がかかるというデメリットがあります。
ガソリン車のエンジンの駆動やギヤチェンジが好きなのだという人も居るでしょう。

しかし、年間で消費するガソリン代が僅かな電気代に置き換わることで、家計は大きく浮きます。
最近では24kWhの日産リーフなどが中古車でもかなり安く出回っており、乗り換えは考えやすくなってきています。
環境問題に対して国や自動車メーカーはEVの推進が使命となっており、自動車税や自動車保険の内容もEVが優遇されてゆく見込みです。
CO2を出さず、騒音を出さず走行できる満足感は代えがたいものでしょう。
いずれはEVに乗るかも、とお考えの方は、今かも知れません。
特にEVをオススメできる方としては、1世帯で2台以上のお車をお持ちの方です。
サブカーの方をEVにしていただければ、デメリットの少ないEVの導入ができます。

 

据置型蓄電池とスマートV2H、価格で有利なのは??

スマートV2Hには蓄電ユニットが付いていませんので、スマートV2Hの導入費用としてはEVの導入費用も必須です。
実際に据置型蓄電池を導入した場合の費用と比較するためには、以下のようなイメージで比較することになります。

・据置型蓄電池の導入費用-蓄電池効果での電気代のメリット=蓄電池の導入による負担

・(スマートV2H+EV導入費用)-蓄電池効果での電気代のメリット
-浮いたガソリン代
=スマートV2H+EV導入による負担

上記のようにイメージしていただき、10年くらい利用した時に電気代やガソリン代の負担がどのくらい浮くのかを計算してみましょう。
どちらも大きな負担をかけずに導入できることがわかると思います。
しかし、どうしてもスマートV2Hや新車のEVの導入費用は据置型蓄電池よりも遥かに高額になります。
マイカーが1台の世帯や、駐車スペースが自宅の建物に隣接していなくて離れている場合など、導入が難しそうな場合は専門家にしっかり相談して検討いただくのが良いでしょう。

 

まとめ:据置型蓄電池のメリットと、スマートV2Hのメリットを比較すると…?

以上のように、充分に据置型蓄電池を凌駕する機能を誇る三菱スマートV2Hであれば、据置型蓄電池と比べてどちらがその世帯に向いているか、どちらかを選択するところになります。
日産リーフなどの蓄電容量の大きなEVの導入を決定していれば、24~62kWhの大容量蓄電が可能ですので、是非三菱のスマートV2Hのお見積りを取って設置をご検討下さい。
現状、PHEVや少なめの蓄電容量のEVをご利用、あるいはまだガソリン車と迷っているのだという方は、据置型蓄電池の設置を検討いただくのが良いかと思います。

今後、EVの普及に合わせて最適なご提案をさせていただきます。

※補助金制度は地域や時期によって内容が異なります。
※代行時も、お客様にてご準備いただく必要書類がございます。

support
0120109296 資料請求から補助金まで無料メール相談 資料請求から補助金まで無料メール相談